やさしく歌って
「やさしく歌って[2]」(原題: Killing Me Softly with His Song[3])は、ノーマン・ギンベル作詞、チャールズ・フォックス作曲の1971年のポピュラー・ソングである。オリジナルは、歌手ロリ・リーバーマンの歌唱によるものだった。 解説71年に19歳と若かった女性歌手のロリ・リーバーマンはギンベルとフォックスを紹介され、彼らによる曲の提供とマネージメントをまかせる契約を結んだ。リーバーマンは、71年に、当時まだ無名だったドン・マクリーン[4]が歌う"Empty Chairs"という曲をロサンゼルスのクラブで聴いて感銘を受け、"Killing Me Softly With His Blues"という詩を書いた[5] 。これを元に作詞家のギンベルと作曲家のフォックスが曲に仕上げた。 1972年8月にリリースされたリーバーマンのオリジナルはヒットしなかった[6]。しかし、飛行機の機内BGMとして採用されていたこの曲を、ロバータ・フラックが偶然聴いて気に入って歌い、彼女のバージョンが大ヒットとなった。リリース後4週間で全米1位、1973年2月24日から4週連続でビルボード誌第1位を達成し、さらに3月31日にはもう一度1位になった。ビルボード誌1973年年間ランキングは第8位。これにより、フラックはグラミー賞で最優秀レコード、最優秀楽曲、最優秀女性ボーカルの3部門を受賞した。 1996年にはヒップホップ・グループのフージーズが「Killing Me Softly」のタイトルでカバーしグラミー賞のR&Bパフォーマンス賞を受賞している。2002年の映画「アバウト・ア・ボーイ」では、重要な場面で 主演のヒュー・グラントをはじめ、ニコラス・ホルト、トニ・コレットが歌うシーンがある。 日本では1974年に南沙織(アルバム『ひとかけらの純情』『南沙織 ポップスを歌う』収録)と尾崎紀世彦(アルバム『尾崎紀世彦 アルバムNo.8』『尾崎紀世彦の世界』収録)、ペドロ&カプリシャス(アルバム『華麗なるニューポップスの世界』収録)、平山三紀、弘田三枝子、本田美奈子.(アルバム『心を込めて』収録)、ケイコ・リー他がカバーした。平井堅はロバータ・フラック本人とデュエットをしている(アルバム『Ken's Bar III』収録)。 BMI調べによる「20世紀にアメリカのテレビやラジオで最もオンエアされた100曲」の第11位にランクされた[7]。
渡辺美里によるカバー「やさしく歌って〜Killing me softly with his song〜」(やさしくうたって キリング ミー ソフトリー ウィズ ヒズ ソング)は、2002年2月20日にEPIC・ソニー(現・エピックレコードジャパン)より発売された渡辺美里の40枚目のシングル。 解説収録曲
収録アルバム
カバー各国語
日本
脚注
関連項目外部リンク
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