アクセル・ホークアクセル・ホーク プロフィール アクセル・ホーク (Axel Hawk) は、SNKの対戦型格闘ゲーム『餓狼伝説』シリーズに登場する架空の人物。 キャラクター設定ボクシングの元ヘビー級チャンピオン。年齢による限界から一度は引退していたが、ヴォルフガング・クラウザーにスカウトされ、三闘士の一角を担った。初出の『餓狼伝説2』(以下『餓狼2』と表記)では三闘士の1人としてビリー・カーンの次に登場。戦いの舞台はアメリカのニューヨークで、周りを高圧電流が常に流れるロープに囲まれており、ライン移動ができない(ライン飛ばし攻撃を受けると、電流による追加ダメージを受けて手前ラインに戻される)。そのさらに奥には高層ビルが並んでおり、『餓狼2』と『餓狼伝説スペシャル』(以下『餓狼SP』と表記)とでは、高層ビルのデザインが異なる。 『餓狼SP』の対戦前のメッセージで、ギース・ハワードの命令でクラウザーの配下のフリをしてスパイ行為を働いていたビリーに対しては「裏切り者」と怒りをあらわにするが、ローレンス・ブラッドに対しては互いに実力を認め合っているようである。PCエンジン版『餓狼2』の追加スタッフロールでは、ビリーの妹であるリリィに一目惚れしてビリーに睨まれているシーンがある。 歴代のヘビー級チャンピオンの中でも最強クラスのパンチ力をクラウザーに気に入られ、一時的に彼の配下になるが、母親思いの一面を見せることからも分かるように、決して根っからの悪ではなく、『餓狼SP』のエンディングではマイケル・マックスをトレーナーにしてボクシング界への復帰を目指してトレーニングを積んでいる。『リアルバウト餓狼伝説スペシャル』ではキックボクサーのフランコ・バッシュのプロフィールで触れられているが、この2人の共演は実現していない(ただし『餓狼伝説3』のボブ・ウィルソンのエンディングでは2人はパーティーで同席している)。 ゲーム中に勝負に負けると、マウスピースが吹き飛ぶ演出がある。なお、アクセルのステージでアクセルとダック・キングを戦わせて第4ラウンド(エクストララウンド)まで進み、時間切れで決着すると(お互いの勝敗は問わず)、電流ロープの上を2匹のヒヨコが走っていき、正面衝突して爆発するという隠し演出がある。 他のメディアでのアクセル『コミックゲーメスト』に連載された漫画版『餓狼伝説2』(MONDO・恵:作、ストーリーはSNKによる)では不知火舞の祖父・半蔵を殺害した張本人という設定にされ、ビッグ・ベアと戦った後に舞を苦しめるも、結局は倒される。 『コミックボンボン』版『餓狼伝説2』(細井雄二:作)では現役のボクサーで、クラウザーと共存していたギースをチンピラ呼ばわりする。ボディガードをテリー・ボガードたちに倒されたあとで、飼い犬を使ってテリーたちを返り討ちにしようとするが失敗する。そして、電流ロープを張ったリングで自らテリーと勝負して敗北するが、クラウザーの居場所を教えるのを拒否して感電自殺する。 アニメ『バトルファイターズ餓狼伝説2』ではクラウザー配下ではない一般の格闘家で、子分のボクサーを引き連れて登場する。クラウザーに敗北したショックで酒びたりになっていたテリーに真剣勝負を申し込むがテリーが反応しなかったため(アクセルも「目が死んでやがる…」と呆れてはいる)、テリーに憧れる少年トニーがテリーの替わりに戦うことを申し出、アクセルは子分にトニーの相手をしてやれと指示する。子分はトニーを攻撃するが、トニーが殴られ続けながらも何とか気力で持っていたのを見て攻撃を中止する。それを見て目覚めて本気になったテリーと戦い、自慢のパンチを一発見舞うものの、何度倒れても立ち上がり続けるトニーの姿に自分を取り戻したテリーには通じず、「ばかな…これが先程まで死んだ目をしていた男なのか…」と驚きつつノックアウトされる。 ゲーム上の特徴ボクサーゆえに蹴り技は一切使用せず、機動力も低いが、鍛え上げられた屈強な体から繰り出されるパンチ攻撃は攻撃判定・威力に優れる。 ビリー、ローレンス、クラウザーともにスーパーファミコンやメガドライブなどの一部の移植版でのみ、隠しコマンドを入力することで使用可能。 最初から使用可能となった『餓狼SP』では、飛び道具が「真空カッター」から「トルネードアッパー」へと変わり、「真空カッター」の攻撃中の動きを再現した「アクセルダンス」が新必殺技として追加された。攻撃前後の隙が全体的に大きくなっていて弱体化が目立つが、ゲーム雑誌『ゲーメスト』のダイアグラムでは上位にランクされた。 『餓狼SP』の開発陣の中で、「最弱」と思われているのはアクセルだという。企画担当者は「一生懸命作ったのに(泣)」と嘆いていた。企画のサブは「アクセルにとって、とくにキツイ相手は舞ですかね。開発中は舞のスピードについていけなかったんです」と述べている[1]。 技の解説特殊技・掴み技
必殺技
超必殺技
担当声優
関連人物
脚注
参考文献
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