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アジアクロスカントリーラリー

2008年大会に参戦するトヨタ・ランドクルーザー80(#8 チームあきんど号 with サン・クロレラ)

アジアクロスカントリーラリー英語: Asia Cross Country Rally略称: アジアンラリー、AXCR)は、東南アジアで開催されるR1ジャパン主催のFIAFIM公認の国際クロスカントリーラリーラリーレイド)である。

概要

2008年大会のポディウム
2023年大会の三菱・トライトン

第1回大会は1996年8月に開催され、以降毎年8月に開催されている。通過ルートは年にもよるが、タイマレーシアシンガポール中華人民共和国雲南省)、ラオスベトナムカンボジアミャンマーなど8か国に及ぶ[1]

日本企業が運営スポンサーに多く関わっており、また日本車・日本チームの参加も多いため、公式サイトには特別に日本語版も用意されている[2]。これまでに元F1ドライバーの片山右京や、元GPライダーで車椅子ドライバーの青木拓磨ダカール・ラリーおよびWRCアイボリー・コースト総合優勝の篠塚建次郎PWRC王者の新井敏弘バハ1000ドライバーの塙郁夫APRC王者の田口勝彦D1グランプリ王者の川畑真人、俳優の哀川翔、タレントのヒロミらが参加している。また女性選手の参戦も多い。

日本メーカーが東南アジアメインで生産・販売しているSUVピックアップトラックの参戦が多いのも特徴で、中でも現在の日本国内のレースシーンでは見られなくなったいすゞが現地法人によって活躍しているのは特筆すべき点といえる。

元々は四輪専用のラリーであったが、池町佳生や江連忠男などのライダーの要望に応えて二輪部門が2012年に設立され、池町が初代優勝者となった[3]。また国際的に活躍するサイドカーレーサーの渡辺正人/大関政広組が、2017年からオフロード用サイドカーを唯一持ち込んで毎年参戦している。

開催体制

歴代優勝者

四輪

ドライバー コドライバー マシン
2024 タイ王国の旗 マナ・ポーンシリチャード タイ王国の旗 キティサック・クリンチャン 日本の旗 トヨタ・ハイラックス レボ
2023 日本の旗 青木拓磨 タイ王国の旗イッティポン・シマラックス
タイ王国の旗ソンウット・ダンピファトランクーン
日本の旗 トヨタ・フォーチュナー
2022 タイ王国の旗 チャヤポン・ヨーター タイ王国の旗 ピーラポン・ソムバットウォン 日本の旗 三菱・トライトン
2019 タイ王国の旗 ヌタポン・アングリットハノン タイ王国の旗 ピーラポン・ソムバットウォン 日本の旗 いすゞ・D-MAX
2018 タイ王国の旗 ヌタポン・アングリットハノン タイ王国の旗 ピーラポン・ソムバットウォン 日本の旗 いすゞ・D-MAX
2017 タイ王国の旗 ヌタポン・アングリットハノン タイ王国の旗 ピーラポン・ソムバットウォン 日本の旗 いすゞ・D-MAX
2016 タイ王国の旗 ヌタポン・アングリットハノン タイ王国の旗 ピーラポン・ソムバットウォン 日本の旗 いすゞ・D-MAX
2015 タイ王国の旗 ヌタポン・アングリットハノン タイ王国の旗 ピーラポン・ソムバットウォン 日本の旗 いすゞ・D-MAX
2014 タイ王国の旗 ヌタポン・アングリットハノン タイ王国の旗 ピーラポン・ソムバットウォン 日本の旗 トヨタ・ハイラックスヴィーゴ
2013 タイ王国の旗 Paitoon THAMMASIRIKUL タイ王国の旗 Thanyaphat MEENIL 日本の旗 いすゞ・D-MAX
2012 タイ王国の旗 ヌタポン・アングリットハノン タイ王国の旗キティサック・クリンチャン 日本の旗 トヨタ・ハイラックスヴィーゴ
2011 タイ王国の旗 ラタポ・プンチュアルエア タイ王国の旗ソムカ・ノイチャード 日本の旗 いすゞ・D-MAX
2010 タイ王国の旗 Chamnan ON-SRI タイ王国の旗Cholanut PHOPIPAT
タイ王国の旗Sakol KLAHARN
日本の旗 三菱・トライトン
2009 日本の旗 新堀忠光 タイ王国の旗 Athikij Srimongkol 日本の旗 いすゞ・D-MAX
2008 タイ王国の旗 Noppadol SUDKAEO タイ王国の旗 Thathchai MEENIL 日本の旗 いすゞ・D-MAX
2007 タイ王国の旗 Worawat Yingsakul
2006 日本の旗 新堀忠光 タイ王国の旗 イッティポン・シマラックス 日本の旗 トヨタ・ハイラックスヴィーゴ
2005 タイ王国の旗 ชูศักดิ์ ทรรศนะวิริยกุล
2004 タイ王国の旗 วรพจน์ บุญช่วยเหลือ
2003 タイ王国の旗 วรพจน์ บุญช่วยเหลือ
  • 2020年・2021年大会ははCOVID-19のパンデミックに伴い休止。

二輪

ライダー メーカー
2024 日本の旗 松本典久 オーストリアの旗 KTM
2023 タイ王国の旗 ジャクリット・ジャワテル オーストリアの旗 KTM
2022 日本の旗 西村裕典 スウェーデンの旗 ハスクバーナ
2019 タイ王国の旗 ジャクリット・ジャワテル オーストリアの旗 KTM
2018 日本の旗 池町佳生 オーストリアの旗 KTM
2017 タイ王国の旗 ジャクリット・ジャワテル オーストリアの旗 KTM
2016 タイ王国の旗 ジャクリット・ジャワテル 日本の旗 ヤマハ
2015 日本の旗 池町佳生 スペインの旗 ガスガス
2014 日本の旗 前田啓介 オーストリアの旗 KTM
2013 スウェーデンの旗 オーレ・オルソン オーストリアの旗 KTM
2012 日本の旗 池町佳生 日本の旗 ヤマハ

DVD

アジアクロスカントリーラリー2018(2019年2月発売)

脚注

  1. ^ アジアクロスカントリーラリーとは”. Sun Chlorella Asia Cross Country Rally 2019 日本語版. アジアクロスカントリーラリー日本事務局. 2022年12月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月3日閲覧。
  2. ^ アジアクロスカントリーラリーとは”. Asia Cross Country Rally 2017. アジアクロスカントリーラリー日本事務局. 2017年8月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年11月23日閲覧。
  3. ^ アジアクロスカントリーラリー2015、宮崎大吾がiRCで2年連続完走”. アイ・アール・シー 井上ゴム工業 (2015年9月1日). 2023年11月11日閲覧。

外部リンク

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