アップセッターズ
ジ・アップセッターズ (The Upsetters) はジャマイカのレゲエバンド。1968年から1986年まで、リー・ペリー (Lee Perry) のハウスバンドとして活躍し、数多くのアーティストと演奏をした。バンド名はリー・ペリーのアルバム、「ジ・オリジナル・アップセッター」(The Original Upsetter) に由来する。 バンドの変遷第1期1968年、「the Upsetter」レーベルを立ち上げたリー・ペリーのスタジオバンドとして結成された。その時の主要なメンバーは以下の通り。
このメンバーのラインナップは、「グラディズ・オールスターズ (Gladdy's All-Stars)」としても知られている。彼らは「マン・フロム・MI5 (Man from MI5)」、「リターン・オブ・ジャンゴ (Return of Django)」、「ライブ・インジェクション (Live Injection)」 などの曲を リー・ペリーと共に録音している。 1969年秋には、「リターン・オブ・ジャンゴ (Return of Django)」がイギリスでヒットしている。 第2期1969年、リー・ペリーはヨーロッパツアーに出る際に、第1期メンバー達はみな都合がつかなかった。その代わりに、バニー・リーと共にセッションの仕事をしていた「ザ・ヒッピーボーイズ (The Hippy Boys)」と呼ばれる若いバンドが、ジ・アップセッターズとして帯同した。この時の主要なメンバーは以下の通り。
ヨーロッパツアーの後も、リー・ペリーはジ・アップセッターズや、ザ・ウェイラーズ(ボブ・マーリー、ピーター・トッシュ、バニー・ウェイラーによるトリオ)らと密接に仕事をした。1971年に金銭トラブルから、リー・ペリーと彼らの関係が決裂。バレット兄弟の名前で知られるアストン・バレットとカールトン・バレットはウェイラーズに移り、その後はボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズとして活動する。 第3期 ブラック・アーク時代1974年から1979年まで、リー・ペリーが、スタジオブラック・アークで仕事をした期間は、アップセッターズのメンバーは以下の主要なメンバーにほぼ固定される。
クレジットに見られるバンドの別名
参加したプレイヤーもともとハウスバンドという性質上、アップセッターズには以下のさまざまなミュージシャンが参加している。 ベースアストン・バレット、Jackie Jackson、ボリス・ガーディナー (Boris Gardiner)、Radcliffe Bryan、ロビー・シェイクスピア、Spike ドラムスカールトン・バレット、Lloyd "Tin Leg" Adams、Lloyd Knibb、Mikey Richards、スライ・ダンバー、Benbow Creary、Winston Grennan、Hugh Malcolm、Peng キーボードGlen Adams、Winston Wright、アンセル・コリンズ、Gladstone Anderson、Keith Stirling、Theophilus Beckford、Robbie Lyn、オーガスタス・パブロ、Mark Downie、Russ Cummings ギターAlva Lewis、Hux Brown、アール・チナ・スミス、Ron Williams、アーネスト・ラングリン、Willie Lindo、Michael Chung、Robert Johnson、Geoffrey Chung、Mark Downie、Tarlok Mann サックスVal Bennett、トミー・マクック、リチャード・ホール (Richard "Dirty Harry" Hall)、Glen DaCosta、Lloyd Clarke ホーンヴィン・ゴードン (Vin Gordon)、Ron Wilson、Bobby Ellis、David Madden、Egbert Evans、Trevor Jones ボーカルリー・ペリー、デイヴ・バーカー、Leo Graham、マックス・ロメオ (Max Romeo)、Jah Lion ディスコグラフィー
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