イズワン・マハブド
イズワン・マハブド(Izwan Mahbud、1990年7月14日 - )は、シンガポール出身の同国代表サッカー選手。ポジションはゴールキーパー。 イズワン・マフブードと表記されることもある。 経歴クラブシンガポールFA(U-18)でユースとしてのキャリアを積んだ。Sリーグのヤング・ライオンズに2008年に入団。 2012年にシンガポール・ライオンズXIIの設立に伴って同クラブに移籍した。2013年にマレーシア・スーパーリーグでの優勝メンバーになった。しかし、シンガポール・ライオンズXIIは同年末に解散した。 その状況下で彼は、2015年6月16日の日本代表戦で活躍した事によって、松本山雅FCからトライアルのオファーを受け、2015年末にこのトライアルに参加した[2]。トライアルでは練習試合で45分間を無失点に抑え[3]、反町康治監督も彼に讃辞を送ったものの[4]、入団はならなかった[5]。松本山雅FCはGKとしてシュミット・ダニエルを獲得した。 また、シンガポール代表監督を務めたラドイコ・アヴラモヴィッチ監督を経由してタイのチョンブリーFCからも興味を持たれていたものの[6]、新たに選手兼任監督となったターサック・チャイマンの方針によって、チョンブリーFCへの移籍もならなかった[7][5]。 その後タンピネス・ローバースFCに移籍した[5]。 2018年から2シーズンに渡りタイ・リーグ2のノーンブワ・ピッチャヤFCでプレー。 2019年12月17日、タイ・リーグ1のトラートFCと契約したが[8]、COVID-19パンデミックによってタイ・リーグが秋春制に移行することになり、シーズン再開前の2020年9月5日にサムットプラーカーン・シティFCに移籍[9]。 2021年6月27日、ホウガン・ユナイテッドFCと契約[10][11]。 代表2010年に第3GKとして初招集され、第8回東南アジアサッカー選手権に帯同した(同大会では出場機会がなかった)。代表としてデビューしたのは、2011年7月18日の台湾戦(親善試合)である。2012年になると正GKの座を獲得し、同年の第9回東南アジアサッカー選手権でシンガポールを大会最多となる4回目の優勝に導いた。 2015年6月16日の日本戦(2018 FIFAワールドカップ・アジア2次予選、埼玉スタジアム2002)で活躍をみせた。この試合、日本は23本のシュートを放ち[12]、うち10本が枠内を捕らえたが全てこれをセーブした[12]。結局この試合は0-0の引き分けに終わり、シンガポール代表にとっては殊勲(日本代表にとっては痛恨[13])の試合となった。試合終了後は一躍ヒーローとなり、ヴァイッド・ハリルホジッチ(当時の日本代表監督)が「相手GKが6点は防いだ」[14]と驚嘆し、味方のベルント・シュタンゲ監督は「最高の出来、Jリーグでプレーする日も近い」と賛辞を送っていた[15]。当のイズワン本人も「今日は奇跡。僕の日だった。」と喜び[16]、シンガポール最大手の新聞紙・ザ・ストレーツ・タイムズではさいたま 発の特派員電で「アジアの巨人日本に衝撃の結果」と速報を打つ程[17]、シンガポール国内では歓喜に包まれた。 成績個人2014年3月8日現在
タイトルクラブシンガポール・ライオンズXII
代表シンガポール
脚注
外部リンク
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