オッドアイ (ネコ)オッドアイは、猫の目に見られる左右の虹彩色が異なるという状態、すなわち虹彩異色症、あるいはそれを有する猫のことである[1]。 オッドアイを有する猫は、どのような毛色の個体にも存在するものの、白猫に特に多く[2]、いわゆる純血種では、ヴァン猫、ターキッシュバン、ターキッシュアンゴラ、ジャパニーズボブテイルという品種に現われやすい。ジャパニーズボブテイルの場合は、白地の三毛の個体に特に多く見られる[3]。 その色の組み合わせは、片方が青色で、もう片方が橙色、黄色、茶色、緑色のどれかであることが通常である[4]。一方が黄色で、他方が黄味の無い淡銀灰色あるいは淡青色の場合、日本では「金目銀目(きんめぎんめ)」と呼ばれ、縁起の良いものとして珍重されてきた[5]。 オッドアイを有する猫は、薄い色、すなわち青色の眼の側の聴覚に障害を持つことがある。これは青色の眼の側の聴覚だけに起こるのが普通で、青色でない眼の側の聴覚は正常であることが普通である。その発生率については、おおよそ3割から4割ほどであるとする研究がある[4]。
出典
外部リンク
|