コディ・ポンセ
コディ・ジョー・ポンセ(Cody Joe Ponce;英語発音: /ˈkoʊdi ˈʤoʊ ˈpɑns/[1]、1994年4月25日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ポモナ出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。KBOのハンファ・イーグルス所属。 経歴プロ入りとブルワーズ傘下時代2015年のMLBドラフト2巡目(全体55位)でミルウォーキー・ブルワーズから指名され、プロ入り。契約後、傘下のパイオニアリーグのルーキー級ヘレナ・ブルワーズでプロ初出場。A級ウィスコンシン・ティンバーラトラーズに所属し、2球団合計で14試合(先発9試合)に登板して2勝1敗3セーブ、防御率2.29、40奪三振を記録した。 2016年はA+級ブレバード・カウンティ・マナティーズに所属し、17試合に先発登板して2勝8敗、防御率5.25、69奪三振を記録した。 2017年はA+級カロライナ・マドキャッツ[注 1]とAA級ビロクシ・シャッカーズに所属し、2球団合計で25試合に先発登板して10勝9敗、防御率3.14、103奪三振を記録した。 2018年はAA級ビロクシに所属し、29試合(先発11試合)に登板して7勝6敗、防御率4.36、88奪三振を記録した。 2019年は開幕からAA級ビロクシに所属した。 パイレーツ時代2019年7月29日にジョーダン・ライルズとのトレードで、ピッツバーグ・パイレーツへ移籍した[2]。移籍後は傘下のAA級アルトゥーナ・カーブとAAA級インディアナポリス・インディアンスに所属し、移籍前を含めた3球団合計で34試合(先発5試合)に登板して2勝6敗2セーブ、防御率4.14、70奪三振を記録した。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、ピオリア・ハベリーナズに所属した。さらに11月に開催の第2回WBSCプレミア12アメリカ合衆国代表に選出された[3]。11月20日にはルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐために40人枠入りした[4]。 2020年には新型コロナウイルスの影響によりマイナーリーグの公式戦が開催されず、メジャーリーグは7月下旬に開幕したが、開幕早々の8月2日にメジャー初昇格を果たし[5]、同日のシカゴ・カブス戦で初出場を果たした[6]。この年はメジャーで5試合(先発3試合)に登板して1勝1敗、防御率3.18、12奪三振を記録した。 2021年はメジャーで15試合(先発2試合)に登板して0勝6敗、防御率7.04を記録した[7]。傘下のAAA級インディアナポリス・インディアンズでは、15試合(8先発)に登板して1勝4敗、防御率4.71などを記録した。オフの11月29日に自由契約となった[8]。 日本ハム時代2021年12月6日に北海道日本ハムファイターズとの契約に合意した。1年契約で、推定年俸は1億円プラス出来高[9]。 2022年7月13日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦で来日初勝利を挙げると[10]、8月27日の福岡ソフトバンクホークス戦でノーヒットノーランを達成[11]。完全試合を含めシーズン5人目で、1940年以来82年ぶりに年間最多に並んだ。助っ人外国人投手によるノーヒットノーラン達成は2006年のリック・ガトームソン(東京ヤクルトスワローズ)以来、16年ぶり。9月28日に最終戦を迎えたため、札幌ドーム時代でファイターズの選手としては唯一ノーヒットノーランを達成した選手となった。同年は3勝を記録。シーズン終了後に日本ハムと翌年の年俸が推定1億8000万円の契約に合意し、残留が決まった[12]。
2023年、シーズン初登板となった4月4日の千葉ロッテマリーンズ戦で左脚に違和感を覚えながらも登板し、4回途中5失点で敗戦投手となったが、翌日に左大腿四頭筋腱付着部の部分断裂と診断され、実戦復帰まで4週間と見込まれた[13]。4月下旬からリハビリのためアメリカ合衆国に一時帰国していたが[14]、復帰に向けて6月中旬まで再来日し[15]、同月25日の二軍戦で実戦復帰した[16]。7月23日のオリックス・バファローズ戦で一軍に復帰した[17]。前年より登板数を減らしたものの、前年を上回る4勝を記録。シーズン終了後、球団側は翌年の契約延長を提示していたものの、条件面で折り合わず[18]、12月1日、契約保留選手名簿から外れて自由契約になった[19]。 楽天時代2023年12月26日、東北楽天ゴールデンイーグルスへの入団が発表された[20][21]。背番号は13。 2024年は、15試合に登板し、3勝6敗、防御率6.72を記録[22]。同年限りで退団となった[22]。 ハンファ時代2024年12月13日、韓国プロ野球のハンファ・イーグルスと契約した[23]。 選手としての特徴
持ち球は最速157km/hのストレート[25]、カーブ[26]、スライダー、チェンジアップ[27]、カットボール、ツーシーム[28]、フォーク[29]。198cmの長身から投げ下ろすストレートを中心に多彩な変化球を織り交ぜ、打たせて取る投球スタイルである[30]。 美容師の母譲りというカーリーヘア[30]の長髪がトレードマーク[31]。ヘアバンドを着用したり[32]、編み込み・団子などにしたり[33]、ときには結んだ髪をほどいたり[34]と様々なヘアスタイルでプレーする。 詳細情報年度別投手成績
年度別守備成績
記録NPB
背番号
代表歴脚注注釈
出典
関連項目外部リンク
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