シルバーレーン
シルバーレーン(欧字名:Silver Lane、1985年2月10日 - 2013年5月1日)はアメリカ合衆国およびフランスの競走馬。主な勝ち鞍は1988年のグロット賞。 引退後は繁殖牝馬となり、ブラックホークとピンクカメオの2頭のGI馬を生んだ。 全弟に、アメリカでG1競走3勝を挙げ、引退後は日本でも種牡馬生活を送ったホークスターがいる。 生涯1985年、アメリカ合衆国ケンタッキー州の Green Village Investments で出生。1987年5月にフランスでデビューを飾り、1988年4月のG3・グロット賞で重賞初勝利を収めた[3]。重賞での勝利はこの1回だけだったが、G3で2着を2回記録している。G1は通算で6回出走し、最高成績は1988年7月のアイリッシュオークス3着[3]。現役終盤はアメリカに戻り、1990年1月のG2・サンゴルゴニオハンデキャップ[注 1](10着)を最後に競走馬を引退・繁殖入りした[3]。 1993年11月、キーンランド・ブリーディングストックセールに上場され、アンドルー・ロイド・ウェバーが75万ドルで落札しイギリスに渡った[4]。そしてヌレイエフとの配合で出産した仔馬が、のちのブラックホークである。 ブラックホークは日本で競走馬デビューを飾り、1999年のスプリンターズステークス、2001年の安田記念を制するなど短距離・マイル路線で活躍。ブラックホークの成功を受け、2002年にパカパカファーム代表者のハリー・スウィーニィによって母であるシルバーレーンも日本に輸入され、同牧場で繁殖生活を送った[5]。また、ヨーロッパ時代の産駒の何頭かは繁殖牝馬として日本に輸入された。日本時代の産駒のうち、フレンチデピュティとの配合で生産したピンクカメオが2007年のNHKマイルカップを制し、産駒2頭目のGI級競走制覇を達成。 2009年6月に15番仔のムーンスカイを出産したのを最後に繁殖牝馬を引退。引退後は功労馬としてパカパカファームで余生を送った。2013年5月1日、没[2][5]。享年28歳の大往生だった。 競走成績
繁殖成績
主要なファミリーライン牝系図の主要な部分は以下の通り。太字はGI級競走優勝馬、*は日本に輸入された馬。
血統表
脚注注釈
出典
外部リンク
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