スリランカ憲法(スリランカけんぽう、シンハラ語: ශ් රී ලංකා ආණ්ඩුක් රම ව් යවස්ථාව)は、スリランカ民主社会主義共和国の憲法。
この憲法は、国民議会により制定され1978年9月7日より施行された。1948年にセイロンとして独立してから3番目の、共和制移行後では2番目の憲法である。2020年現在、20回の改正が行われている[1]。
憲法改正
改正
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日付
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内容
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第1次改正
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1978年11月20日
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控訴院 (Court of Appeal) の権限について
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第2次改正
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1979年2月26日
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国会議員の辞職・除名について
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第3次改正
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1982年8月27日
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任期満了を待たない早期の大統領選の許可
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第4次改正
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1982年12月23日
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議会任期の延長
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第5次改正
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1983年2月25日
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議会に空席が生じた場合の扱いについて
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第6次改正
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1983年8月8日
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分離独立支持の禁止
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第7次改正
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1983年10月4日
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キリノッチ県の創設と高等裁判所 (High Court) 長官について
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第8次改正
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1984年3月6日
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President's Counsel(英語版)について
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第9次改正
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1984年8月24日
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Relating to public officers qualified to contest elections
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第10次改正
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1986年8月6日
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非常事態宣言の承認を議会の3分の2から過半数に変更
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第11次改正
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1987年5月6日
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To provide for a Fiscal for the whole Island; also relating to sittings of the Court of Appeal
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第12次改正
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(未成立)
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第13次改正
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1987年11月14日
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タミル語を公用語に追加、英語を連結語として定める。州議会の設立。
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第14次改正
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1988年5月24日
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Extension of immunity of President; increase of number of Members to 225; validity of referendum; appointment of Delimitation Commission for the division of electoral districts into zones; proportional representation and the cut-off point to be 1/8 of the total polled; apportionment of the 29 National List Members
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第15次改正
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1988年12月17日
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To repeal Article 96A to eliminate zones and to reduce the cut-off point to 1/20th
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第16次改正
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1988年12月17日
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行政におけるシンハラ語とタミル語の扱いについて
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第17次改正
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2001年10月3日
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To make provisions for the Constitutional Council and Independent Commissions
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第18次改正
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2010年9月8日
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大統領の三選禁止条項の撤廃、To propose the appointment of a parliamentary council that decides the appointment of independent posts like commissioners of election, human rights, and Supreme Court judges
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第19次改正[1]
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2015年
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大統領の首相解任権の削除、大統領三選禁止条項の復活
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第20次改正[1]
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2020年10月
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議会解散時期の早期化、司法長官任命の簡易化
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脚注
出典
- ^ a b c “スリランカ、大統領に再び権限集中 就任1年で改憲”. 日本経済新聞. (2020年11月30日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO66802070Q0A131C2FF1000?unlock=1 2020年12月5日閲覧。
参考文献
外部リンク