ソング・オブ・ザ・シー 海のうた
『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』(ソング・オブ・ザ・シー うみのうた、原題:Song of the Sea)は、2014年に発表された、アイルランドの長編アニメーション映画である。日本では2016年8月20日に公開された。アイルランドに伝わる妖精、セルキーの母親と人間の父親の間に生まれた兄妹の冒険が描かれる。 あらすじ離島で灯台守の父親コナーと生まれつき話せない妹シアーシャ、大型犬のクーと共に暮らす少年ベン。 ベンは妹が生まれるのと入れ替わるように姿を消してしまった母ブロナーのことがあり、シアーシャに対して冷たい態度をとりがちであった。 シアーシャが6歳の誕生日の迎えた夜。ブロナーの形見である巻貝の笛に導かれ、シアーシャは鍵のかかった箱に仕舞われていたコートを手に入れる。そのコートを身に纏うと、シアーシャは白いアザラシに姿を替えることができた。 白いアザラシに姿を替えたシアーシャは、現れたアザラシ達と真夜中の大海原を泳ぐ。泳ぎ疲れたシアーシャは人の姿に戻り砂浜に打ち上げられるが、それを祖母が発見しシアーシャを家へ運ぶと、前々から離島暮らしに反対していた祖母はここぞとばかりにベンとシアーシャ兄妹を街へ連れて帰るとコナーに宣言する。 箱に仕舞われていたコートを着て海辺にいたシアーシャの状況を知り、シアーシャが母譲りの海の妖精セルキーの血に目覚めたことを悟ったコナー。 シアーシャを海に渡したくないコナーは、ベンとシアーシャを祖母に預け街へ送り出し、コートを箱ごと海へ投げ捨て、箱の鍵も投げ捨てた。
登場人物
声の出演
スタッフサウンドトラック
受賞第12回アイルランドアカデミー最優秀作品賞、第28回ヨーロッパ映画賞長編アニメ部門、第19回サテライト賞アニメーション・ミックスメディア映画賞、上海国際映画祭金爵賞最優秀アニメーション作品賞、東京アニメアワードフェスティバル2015の長編コンペティション部門でグランプリを受賞した[4]。 このほか、ノミネートされた賞として、第87回アカデミー長編アニメ映画賞[5]、第42回アニー賞(7部門)がある。 脚注
関連海洋アニメ外部リンク |