チモール
チモール (thymol) は分子式 C10H14O で表されるモノテルペン誘導体。エタノール、エーテル、クロロホルム、酢酸、ベンゼンに易溶、グリセリン、水にやや溶ける。タチジャコウソウ(タイム)様の特有の香気を有する。舌をやくような味がある[1]。ここではチモールの異性体としてイソプロピルメチルフェノールも扱う[注 1][注 2]。 チモールを得る方法としては、タチジャコウソウなどの植物からのアルカリ抽出のほか、塩化アルミニウムの存在下での m-クレゾールと塩化イソプロピルの反応が知られている。 チモールは防腐剤、殺菌剤[注 3][4]として歯磨き粉、軟膏[4][5]、石鹸、化粧品[6][7][8][9][10]などに用いられるほか、ミツバチヘギイタダニ駆除剤や呈色試薬[要出典]としても用いられている。また、DL-メントールの合成原料ともなる[要出典]。動物にも用いる[11]。 鎮痛外用剤のサロメチールやアンメルツ、呼吸器疾患用外用薬のヴェポラッブ、洗口液のリステリンにはチモールが配合されている[要出典]。 参考資料主な執筆者、編者の順。
脚注注出典
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