ツイスター (映画)
『ツイスター』(Twister)は、1996年に公開されたアメリカ合衆国の災害映画である。アメリカの竜巻多発地帯を舞台として、竜巻に極限まで接近し、危険な観測に挑む竜巻研究者の姿を描いた。 スピルバーグ製作総指揮、監督はヤン・デ・ボンである。脚本をマイケル・クライトンが担当した。デ・ボンの監督作としては『スピード』に続く第2作である。コンピュータグラフィックスによって迫力ある竜巻がリアルに再現された。視覚効果はILMが担当している。 ストーリー「竜巻の当たり年」だと言われる、まれに見る不安定な気象状況に、多数の竜巻発生が予想されたアメリカ南部。 かつて「ストーム・チェイサー(竜巻を追い観測する研究者)」として名をはせた気象予報官の「人間気圧計」ビルは、現役のストーム・チェイサーである妻ジョーとの離婚を成立させるため、フィアンセで精神科医のメリッサをともなってひさしぶりに竜巻追跡の現場へやってくる。ジョーのチームは、ビルの発案で開発された画期的観測装置・ドロシー[注釈 1]の運用実験に臨んでいた。そこにはアイデアを盗んでまったく同じ仕様の装置を持ち出して来たライバル研究者、ジョーナスの姿もあった。気もそぞろにジョーたちの手伝いを始めるビル。資金力にものをいわせて竜巻を追うジョーナスたちに先んじて、なんとしてもドロシーを竜巻の直下に仕掛けなければならない。 いくつもの竜巻との遭遇……幼少時、竜巻に奪われた父を追うかのように無謀なジョーの姿……ビルの中で、何かが動き始めたその時、夜の闇の奥から強力な大竜巻が現れ、町を破壊しつくしていった。新しい竜巻予報システムを構築して被害を防がなければ……。そのためにはデータが要る!目的と絆を取り戻したビルとジョーは風車の羽根をヒントにしてドロシーに改良を加え最後の追跡に挑む。そして遂に、彼らの目の前に、最大級F5クラスの巨大竜巻が現れる。 登場人物
キャスト
ストーム・チェイサーオクラホマ大学に設置されている研究所にストーム・チェイサーとよばれるチームがある。ドップラー・レーダーを搭載した車で竜巻に接近し、竜巻発生と移動のメカニズムを解明し、竜巻の予知精度向上のための研究を行っている。これをモデルにしてこの映画が制作された[3]。 脚注注釈出典
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