ツル属
ツル属(ツルぞく、Grus)は、鳥綱ツル目ツル科に属する属。ツル科およびツル亜科の模式属。模式種はクロヅル。 分布アフリカ大陸、オーストラリア大陸、北アメリカ大陸、ユーラシア大陸、東南アジア、日本 形態最大種はオオヅルで全長152cm。最小種はナベヅルで全長96.5 cm。属名Grusは「ツル」の意。 生態湿地、草原、水田等に生息する。地上に枯草等を積み上げた塚状の巣を作る。 食性は雑食で、草、果実、種子、昆虫類、魚類、両生類等を食べる。 繁殖形態は卵生。 分類
人間との関係開発による生息地の破壊等の理由で生息数は激減している。ツル科は科単位でワシントン条約附属書IIに記載されているが、本科に含まれる6種2亜種はワシントン条約附属書Iに記載されている。(他属には2007年現在ワシントン条約附属書Iに記載されている種はいない。) 日本の鹿児島県出水市はツルの飛来地として知られており、国の天然記念物に指定されている。2007年現在までに本属の構成種の半数を上回る6種の飛来が確認されている。 関連項目
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