テイラー郡 (ジョージア州)
テイラー郡(テイラーぐん、英: Taylor County)は、アメリカ合衆国ジョージア州の西部に位置する郡である。2010年国勢調査での人口は8,906人であり、2000年の8,815人から1.0%増加した[1]。郡庁所在地はバトラー市(人口1,972人[2])であり、同郡で人口最大の都市でもある。 歴史テイラー郡は1852年1月15日にジョージア州議会の法によって、メイコン郡、マリオン郡、タルボット郡のそれぞれ一部を合わせて設立された。 郡名は第12代アメリカ合衆国大統領ザカリー・テイラーに因んで名付けられた。 郡庁舎を建てるための土地は、アンドリュー・マッカンツ、ジョン・T・グレイ、ジョン・スターディバント、ジョン・L・パーカー、コビントンから購入された(1852年3月8日の集会議事録より)。 郡内の民兵地区にはピッツバーグ737、ホール743、レイノルズ741、バトラー757、シーダークリーク1071、ホワイトウォーター853が含まれていた。 2000年代半ば、テイラー郡は人種分離したダンスパーティを開催したことでは南部最後の地域となり全国のニュースで取り上げられた。テイラー郡高校で最初の人種統合されたダンスパーティが2002年に開催されたが、翌年は無かった[3][4]。この出来事は2006年の映画For One Nightの題材になった。 地理アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、郡域全面積は379.61平方マイル (983.2 km2)であり、このうち陸地377.44平方マイル (977.6 km2)、水域は2.17平方マイル (5.6 km2)で水域率は0.57%である[5]。 テイラー郡は滝線地質層によって2つに分けられている。上側半分はピードモント台地にあり、穏やかにうねった丘陵と粘土基盤の土壌である。下側半分は大西洋岸平原の上流にあり、平坦で土壌は砂質である。フリント川が郡境の北側全体を形成している。 テイラー郡経済の大半は農業で推進されている。モモ、イチゴ、ペカン、ピーナッツ、スイカ、綿花が主要産品である。製材業も重要な産業である。大型のプランテーション松農園があるために地域の大半は深い森に覆われている。特にフリント川や支流の盆地では硬木の森が多い。郡南西部は大きな砂丘で覆われ、安定した砂採取産業に育っている。 動物ではオジロジカ、野生シチメンチョウ、ワタオウサギ、アライグマ、コヨーテ、ボブキャット、ココノオビアルマジロ、キタオポッサム、アカオノスリ、さらに連邦政府が絶滅危惧種に指定しているアナホリゴファーガメなどが多く生息している。また北アメリカの毒蛇のうち6種がいる。ヒガシダイヤガラガラヘビ、ティンバーガラガラヘビ、ピグミーガラガラヘビ、イースタンコーラルヘビ、ヌママムシ、カッパーヘッドである。北アメリカの毒蛇を代表する種である。 数の多い樹木としては、サザンレッドオーク、ポストオーク、ダイオウマツ、テーダマツ、モミジバフウ、アカモミジがある。アトランティックホワイトシーダーの群生する森もある。この群落はホワイトウォーター・クリークとリトルホワイトウォーター・クリーク沿いに多く見られ、この種を保存しようと高まりつつある運動の中心にある。 主要高規格道路アメリカ国道
ジョージア州道
隣接する郡
人口動態
都市と町脚注
外部リンク |