ドゥエイン・ラドウィック(Duane Ludwig、1978年8月4日 - )は、アメリカ合衆国コロラド州デンバー出身の元男性キックボクサー、ムエタイ選手、総合格闘家。ラドウィック・マーシャルアーツ/バン・ムエタイ主宰。元ISKAムエタイ世界ライトミドル級王者。元TKO世界ライト級王者。
K-1などの打撃系格闘技と、総合格闘技のどちらもこなすオールマイティーな選手。
来歴
15歳でムエタイを始め、キックボクシングでは48戦43勝(9KO)の戦績を持つ。
2002年5月11日、K-1 WORLD MAX 2002 〜世界一決定戦〜の1回戦で魔裟斗と対戦し、0-3の判定負け。
2003年1月25日、UCC世界ライト級王座決定戦でジェンス・パルヴァーと対戦し、右ストレートでKO勝ちを収め王座獲得に成功した[1]。
2003年4月25日、UFC初出場となったUFC 42で須藤元気と対戦し、3-0の判定勝ち。
2003年7月5日、K-1 WORLD MAX 2003 〜世界一決定トーナメント〜に出場。1回戦で武田幸三に2R左フックでKO勝ちするも、準決勝でアルバート・クラウスに3R左フックでKO負け。
2004年4月7日、K-1 WORLD MAX 2004 〜世界一決定トーナメント開幕戦〜の1回戦でジョン・ウェイン・パーと対戦し、0-3の判定負け。
2004年5月22日、K-1 ROMANEXでBJ・ペンと対戦し、肩固めで一本負け。
2005年7月20日、K-1 WORLD MAX 2005 〜世界一決定トーナメント決勝戦〜のスーパーファイトでラモン・デッカーと対戦。1Rに1度ずつダウンを奪われ、0-3の判定負け。
2006年1月16日、Ultimate Fight Night 3でジョナサン・グレと対戦し、1R11秒でTKO勝ち。しかし、「11秒という時間はタイムキーパーの計測ミスであり、実際に試合が終了したのはレフェリーが割って入った6秒の時点、本来はラドウィックが(当時の)UFC史上最短KO記録の持ち主である」という見解がファンの間で広がり、記録の修正を求めるオンライン署名運動が行われた。そして2011年のクリスマスイブにUFC代表のダナ・ホワイトがラドウィックに電話で、UFCがラドウィックを最短KO記録の持ち主と認定したことを伝えた。しかしネバダ州アスレチック・コミッションは公式記録を変更することを拒否した。
2006年10月7日、Strikeforce: Tank vs. Buentelloでジョシュ・トムソンと対戦し、フロントチョークで一本負け。
2008年3月5日、戦極旗揚げ戦戦極 〜第一陣〜で五味隆典と対戦。1Rに左フックでダウンを奪われ、顔面からの出血によるドクターストップでTKO負け[2]。
UFC復帰
2010年1月2日、4年ぶりのUFC参戦となったUFC 108でジム・ミラーと対戦し、腕ひしぎ十字固めで一本負け[3]。3月21日のUFC on Versus: Vera vs. Jonesではダレン・エルキンスと対戦したが、1ラウンド開始間もなく左足首を大きく捻って骨折したため、TKO負けとなった[4]。
2010年10月、自身の総合格闘技ジム「ラドウィック・マーシャルアーツ」を開設した。
2011年8月14日、UFC Live: Hardy vs. Lytleでアミール・サダローと対戦し、判定勝ちを収めた。
2012年9月29日、UFC on Fuel TV 5でチェ・ミルズと対戦し、テイクダウンをディフェンスしようとした際に膝の靭帯を断裂しTKO負け。試合後に現役引退を表明した。
2012年12月、チーム・アルファメールのヘッドコーチに就任。チーム・アルファメールがWorld MMA Awardsで2013年と2014年に2年連続でジム・オブ・ザ・イヤーに選ばれた最盛期を支え、また自身も2013年と2014年に2年連続でコーチ・オブ・ザ・イヤーに選ばれた。
2014年5月、UFC 173の大会後にチーム・アルファメールを離れ、自身のジム「バン・ムエタイ」での指導に専念した。
戦績
総合格闘技
総合格闘技 戦績
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35 試合
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(T)KO
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一本
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判定
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その他
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引き分け
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無効試合
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21 勝
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10
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6
|
5
|
0
|
0
|
0
|
14 敗
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7
|
6
|
1
|
0
|
勝敗
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対戦相手
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試合結果
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大会名
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開催年月日
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× |
チェ・ミルズ |
1R 2:28 TKO(左膝の負傷) |
UFC on Fuel TV 5: Struve vs. Miocic |
2012年9月29日
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× |
ダン・ハーディー |
1R 3:51 KO(グラウンドの肘打ち) |
UFC 146: dos Santos vs. Mir |
2012年5月26日
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× |
ジョシュ・ニアー |
1R 3:04 ギロチンチョーク |
UFC on FX 1: Guillard vs. Miller |
2012年1月20日
|
○ |
アミール・サダロー |
5分3R終了 判定3-0 |
UFC Live: Hardy vs. Lytle |
2011年8月14日
|
○ |
ニック・オシピチェック |
5分3R終了 判定2-1 |
UFC 122: Marquardt vs. Okami |
2010年11月13日
|
× |
ダレン・エルキンス |
1R 0:44 TKO(左足首の負傷) |
UFC on Versus: Vera vs. Jones |
2010年3月21日
|
× |
ジム・ミラー |
1R 2:31 腕ひしぎ十字固め |
UFC 108: Evans vs. Silva |
2010年1月2日
|
○ |
ライアン・ロバーツ |
1R 2:05 ギブアップ(パンチ連打) |
Ring of Fire 36: Demolition |
2009年12月4日
|
× |
ライル・ビアボーム |
1R 4:27 ブルドッグチョーク |
Strikeforce Challengers 2 |
2009年6月19日
|
○ |
イーブス・エドワーズ |
5分3R終了 判定3-0 |
Strikeforce: Destruction |
2008年11月21日
|
○ |
サム・モーガン |
1R 2:01 TKO(膝蹴り→パウンド) |
Strikeforce: Payback |
2008年10月3日
|
× |
五味隆典 |
1R 2:28 TKO(ドクターストップ) |
戦極 〜第一陣〜 |
2008年3月5日
|
○ |
マリオ・ステイペル |
1R 1:50 KO(パンチ) |
Ring of Fire 30: Domination |
2007年9月15日
|
× |
ポール・デイリー |
2R 0:42 TKO(パウンド) |
Strikeforce: Shamrock vs. Baroni |
2007年6月22日
|
○ |
熊澤伸哉 |
2R 4:32 肩固め |
Ring of Fire 28: Evolution |
2007年2月16日
|
○ |
トニー・フリックランド |
2R 3:37 TKO(膝蹴り) |
Strikeforce: Triple Threat |
2006年12月8日
|
× |
ジョシュ・トムソン |
2R 4:36 フロントチョーク |
Strikeforce: Tank vs. Buentello |
2006年10月7日
|
× |
タイソン・グリフィン |
1R 3:57 TKO(パウンド) |
Strikeforce: Revenge |
2006年6月9日
|
○ |
ジェイソン・パラチオス |
1R 4:56 腕ひしぎ十字固め |
International Freestyle Fighting 1 |
2006年5月6日
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○ |
原田敏克 |
1R 1:44 KO(パンチ連打) |
Ring of Fire 21: Full Blast |
2006年2月11日
|
○ |
ジョナサン・グレ |
1R 0:11 TKO(右ストレート) |
Ultimate Fight Night 3 |
2006年1月16日
|
× |
サム・モーガン |
1R 0:52 KO(パンチ連打) |
Ring of Fire 16: No Limit |
2005年4月9日
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× |
BJ・ペン |
1R 1:45 肩固め |
ROMANEX 格闘技世界一決定戦 |
2004年5月22日
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○ |
須藤元気 |
5分3R終了 判定3-0 |
UFC 42: Sudden Impact |
2003年4月25日
|
○ |
ジェンス・パルヴァー |
1R 1:13 KO(右ストレート) |
UCC 12: Adrenaline 【UCC世界ライト級王座決定戦】 |
2003年1月25日
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○ |
トーマス・デニー |
1R 4:18 ギブアップ(膝蹴り) |
Shogun 1 |
2001年12月15日
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○ |
レッセン・メッサー |
1R TKO(パンチ連打) |
Gladiator Challenge 5: Rumble in the Rockies |
2001年8月19日
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○ |
チャールズ・"クレイジー・ホース"・ベネット |
2R 2:38 ギブアップ(疲労) |
KOTC 10: Critical Mass |
2001年8月4日
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○ |
シーザー・モレノ |
1R 3:58 KO(パンチ連打) |
Gladiator Challenge 4: Collision at Colusa |
2000年6月24日
|
× |
エリック・ペイン |
1R 0:35 チョークスリーパー |
Ring of Fire 2: Trial By Fire 【ROFライト級タイトルマッチ】 |
2001年2月10日
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× |
ケリー・デュランティ |
5分3R終了 判定0-3 |
KOTC 6: Road Warriors |
2000年11月29日
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○ |
シャド・スミス |
1R 3:08 TKO(タオル投入) |
KOTC 4: Gladiators |
2000年6月24日
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○ |
ジェイソン・マックスウェル |
5分2R終了 判定0-3 |
KOTC 3: Knockout Nightmare |
2000年4月15日
|
○ |
アール・リトルページ |
1R ギブアップ(パンチ連打) |
Aspen Slammer |
2000年2月25日
|
○ |
デビッド・イバラ |
1R 4:15 KO(ハイキック) |
KOTC 2: Desert Storm |
2000年2月5日
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キックボクシング
勝敗
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対戦相手
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試合結果
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大会名
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開催年月日
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△ |
フェルナンド・カレロス |
3R終了 判定0-0 |
K-1 WORLD GP 2006 in LAS VEGAS II |
2006年8月12日
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× |
レミー・ボンネル |
3R終了 判定0-3 |
K-1 WORLD GP 2005 in LAS VEGAS II |
2005年8月13日
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× |
ラモン・デッカー |
3R終了 判定0-3 |
K-1 WORLD MAX 2005 〜世界一決定トーナメント決勝戦〜 【スーパーファイト】 |
2005年7月20日
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× |
フジ・チャルムサック |
1R 1:15 KO(膝蹴り) |
新日本キックボクシング協会「TITANS 1st」 |
2004年11月6日
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○ |
ウィリアム・ディンダー |
3R+延長R終了 判定3-0 |
K-1 WORLD MAX 2004 〜世界王者対抗戦〜 |
2004年10月13日
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○ |
セルカン・イルマッツ |
3R終了 判定3-0 |
K-1 WORLD MAX 2004 〜世界一決定トーナメント〜 【リザーブファイト】 |
2004年7月7日
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× |
ジョン・ウェイン・パー |
3R終了 判定0-3 |
K-1 WORLD MAX 2004 〜世界一決定トーナメント開幕戦〜 【1回戦】 |
2004年4月7日
|
○ |
マライペット・サシプラパー |
5R終了 判定3-0 |
Ring of Fire 11: Bring it On 【ISKAムエタイ世界ライトミドル級王者決定戦】 |
2004年1月10日
|
○ |
松本哉朗 |
2R 2:12 TKO(タオル投入) |
K-1 WORLD MAX 2003 〜世界王者対抗戦〜 |
2003年11月18日
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× |
アルバート・クラウス |
3R 1:33 KO(左フック) |
K-1 WORLD MAX 2003 〜世界一決定トーナメント〜 【準決勝】 |
2003年7月5日
|
○ |
武田幸三 |
2R 0:46 KO(左フック) |
K-1 WORLD MAX 2003 〜世界一決定トーナメント〜 【1回戦】 |
2003年7月5日
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× |
魔裟斗 |
3R終了 判定0-3 |
K-1 WORLD MAX 2002 〜世界一決定戦〜 【1回戦】 |
2002年5月11日
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○ |
オーレ・ローセン |
延長R終了 判定 |
K-1 WORLD MAX U.S.A. 2002 【決勝】 |
2002年3月15日
|
○ |
メルビン・マーリー |
2R TKO |
K-1 WORLD MAX U.S.A. 2002 【1回戦】 |
2002年3月15日
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× |
アレックス・ゴング |
判定 |
K-1 WORLD GP 2001 世界地区予選U.S.A.大会 |
2001年5月5日
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獲得タイトル
表彰
脚注
関連項目
外部リンク