ビーコンプラザ
B-Con Plaza(ビーコンプラザ)は、大分県別府市山の手町にある複合施設の総称。別府市市民ホール、大分県立別府コンベンションセンターなどからなる。敷地内の各施設は愛称を共有しているが、運営面では別府市部分と大分県部分とに管轄が分かれる。 施設1995年3月4日に竣工した[1]。大分県出身の建築家・磯崎新による設計は、BCS賞を受賞した[2]。 施設内で最も多くの面積を取る直方体の建物は、内部で大きく別府市市民ホールと大分県立別府コンベンションセンターに分かれている。 別府市市民ホールは、フィルハーモニアホールと呼ばれる、最大座席数1,190席の音楽専用ホール。1階席の周囲を、2 - 4層部分の馬蹄形に並んだバルコニー席が囲んでおり、オペラハウスのような形状となっている。 大分県立別府コンベンションセンターは、コンベンションホールと呼ばれ、長方形のアリーナ部と短辺片側に設置された固定スタンド1,910席を基本形とした多目的スペースになっている。仮設・移動席などを含めると最大8,000人を収容できる。集会の他、展示会やスポーツイベントなどに利用されている。 直方体の建物に隣接して円筒形の建物(国際会議場、会議室)と底面が楕円形のレセプションホール棟がある。その他、駐車場や運動公園などの施設を付帯している。 また、敷地内には「グローバルタワー」という高さ125 mの展望塔があり[1]、観光面で、日本で3番目に建設された高層タワーである別府タワーに代わる建物となっている。大分県出身の建築家・磯崎新の設計。2本の手中と、それを支える弧状の柱がユニークなデザインであるが、この形状は、別府公園中央部の海抜0m地点を中心とする、直径1kmの巨大な球を描いた時の「仮装の球」の一部の曲面と、それに交差する円柱部により構成されている[3]。地上100 mの高さにある展望デッキ[1]は、前面、側面、後面が全てガラス張りになっている他、天井部分はワイヤーを張っただけのオープンエアーになっており、まるで宙に浮いているかのような感覚にさせられる[3]。ここから360度の大パノラマを満喫でき[3]、天気が良ければ別府湾を挟んで四国まで望める(営業時間は9:00 - 21:00。12 - 2月は9:00 - 17:00)。このタワーは日本夜景遺産に選定されている[4]。 ビーコンプラザのある地区は、別府市役所の他、別府公園、野口原総合運動場などがあり、集客施設が集中する地区となっている。
施設の利用スポーツ施設として
コンベンション施設として
コンサート施設として
名称の由来B-Con は、Beppu Convention、または、Beppu Convention center の略とされている。同音の英語「beacon」にかけているのだが、beaconとは、高所に掲げた合図・信号のための灯火を意味し、かがり火・狼煙・灯台などと訳される。敷地内にあるグローバルタワーが、そのbeaconを模している。 交通脚注関連項目外部リンク
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