フライブルク/エルベ
フライブルク/エルベ(ドイツ語: Freiburg/Elbe、低地ドイツ語: Freeborg/Elv)は、ドイツ連邦共和国ニーダーザクセン州のシュターデ郡に属すフレッケン(都市権はないものの一定の自治権を有していた町。以下、本項では便宜上「町」と記述する)で、ザムトゲマインデ・ノルトケーディンゲンを構成する自治体の一つである。 地理位置フライブルクはエルベ川の流路685km地点付近の西岸に位置する。この町はシュターデ郡の北端近くにあたる。最寄りの大きな街はエルベ川対岸のシュレースヴィヒ=ホルシュタイン州グリュックシュタットである。 歴史スコーネ戦争の際、スウェーデン領であったフライブルクは1675年から1676年のフェルデン出兵で神聖ローマ帝国諸侯やデンマークの軍勢に占領され、1679年の終戦までその占領下に置かれた。1679年のサン・ジェルマン条約によってスウェーデンに返還された。 フライブルクは1932年までケーディンゲン郡の郡庁所在地であったが、その後シュターデ郡に編入された。 行政議会フライブルクの町議会は11議席からなる。 フライブルクには町役場とザムトゲマインデの本部があるが、両者は19世紀に建造された旧区裁判所内にある。 紋章赤地に3本の塔が突き出した銀の門。中央の門は2枚の金の扉で閉ざされている。その上には歯を上向きにして斜め十字に組み合わされた2本の銀の鍵。中央の塔には角張った縁取りのある三つ葉飾りの開口部がある。 経済と社会資本フライブルクには大規模な企業はない。このため、近隣の経済都市であるシュターデ、クックスハーフェン、ブレーマーハーフェン、ハンブルクへ通勤労働者が多い。地元の中小企業では伝統的な造船業のヘルゴレンダー・ベルテボーテがある。 交通フライブルクの南、ヴィシュハーフェン近くから南西方向に延びる連邦道B495号線は、フライブルクにとっては重要な社会資本である。この道路はヴィシュハーフェンからエルベ川対岸のシュレースヴィヒ=ホルシュタイン州グリュックシュタットへのフェリー定期便に連絡する。南のシュターデ方面への接続は、ハンブルクまでエルベ川沿いに走る「オプストマルシェンヴェク」と呼ばれる細い田舎道の郡道があるだけである。この郡道は、反対方向へはクックスハーフェンまで結んでいる。 フライブルクをシュターデやイッツヴェルデンと結んでいた狭軌鉄道ケーディンガー・クライスバーンは1936年に廃線となり、撤去された。 観光この町はドイツ・フェリー街道沿いにある。潮の干満の影響を受け易いフライブルク港はウォータースポーツや漁業目的の港である。 教育
参考文献
この文献は、翻訳元であるドイツ語版の参考文献として挙げられていたものであり、日本語版作成に際し直接参照してはおりません。 引用外部リンク |