ベン・ウィショー(Ben Whishaw, 1980年10月14日 - )は、イギリスの俳優。
経歴
イングランド・ベッドフォードシャー州出身。双子の兄弟ジェームズがいる。英国王立演劇アカデミーを卒業。卒業後は舞台・映画・テレビ映画と様々な作品に出演。2005年公開の『ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男』でザ・ローリング・ストーンズのキース・リチャーズを演じた。
トレヴァー・ナン演出の舞台『ハムレット』のタイトルロールを演じて批評家から絶賛され、この舞台を見た監督のトム・ティクヴァ、プロデューサーのベルント・アイヒンガーの目に留まり、映画『パフューム ある人殺しの物語』の主演に抜擢された。その後『007 スカイフォール』にて、ジェームズ・ボンドを支えるQ役に起用された[1]。
2013年3月より、ジュディ・デンチが出演するジョン・ローガンの舞台に出演が決まっている[2]。
2018年のテレビドラマ『英国スキャンダル〜セックスと陰謀のソープ事件』での演技により、第76回ゴールデングローブ賞ドラマ部門助演男優賞及び第71回プライムタイム・エミー賞助演男優賞を受賞した。
私生活
ウィショーは数年間、自分の人生についての質問に答えることを拒否していた[3]。彼は2011年に雑誌「アウト」とのインタビューで次のように語っている。「俳優として、プライバシー、どんなことをしているにせよ、セクシャリティの神秘性に対する完全な権利を持っている。公の場に出ているからといってなぜそれを公然と語る必要があるのか分からない。なぜ、俳優がセレブリティになってしまうのか分からない。」[4]。
2012年8月にオーストラリアの作曲家マーク・ブラッドショウ(英語版)と市民パートナーシップを結んだ[5][6][7]。
フィルモグラフィ
※役名の太字表記は主演。
映画
テレビ
※主演は太字表記。
出典
- ^ “ベン・ウィショー、007新作『スカイフォール』で科学者Q役として出演へ”. シネマトゥデイ. (2011年12月1日). https://www.cinematoday.jp/news/N0037349 2013年1月3日閲覧。
- ^ “Ben Whishaw to star alongside Dame Judi Dench”. (2012年7月18日). http://www.lastminutetheatretickets.com/blog/index.php/28563/spotlight-ben-whishaw-peter-peter-alice/
- ^ Rampton, James (26 October 2012). “Ben Whishaw on playing Q in Skyfall: 'I don't even have a computer'”. The Telegraph (London). http://www.telegraph.co.uk/culture/film/jamesbond/9631242/Ben-Whishaw-on-playing-Q-in-Skyfall-I-dont-even-have-a-computer.html 20 August 2013閲覧。
- ^ McLean, Gareth (27 March 2011). “Ben Whishaw: Mysterious Skin”. Out. http://www.out.com/entertainment/theater/2011/03/27/ben-whishaw-mysterious-skin?page=0,1
- ^ “『007』Q役ベン・ウィショー、1年前に“同性婚”していた 代理人が認める”. feb 18, 2015閲覧。
- ^ Griffiths, Charlotte; Sanderson, Elizabeth (3 August 2013). “Bond star 'marries' his gay partner – and they are both 'so happy and proud'”. MailOnline (London). http://www.dailymail.co.uk/tvshowbiz/article-2384165/Bond-star-marries-gay-partner--happy-proud.html 4 August 2013閲覧。
- ^ Sieczkowski, Cavan. “James Bond Actor Officially Comes Out, Reveals He's Married”. Huffington Post. https://www.huffpost.com/entry/ben-whishaw-comes-out-gay_n_3706827
- ^ “007 スカイフォール”. ふきカエル大作戦!!. 2021年10月6日閲覧。
- ^ “パディントン”. ふきカエル大作戦!! (2016年1月12日). 2021年10月6日閲覧。
- ^ “007 スペクター”. ふきカエル大作戦!! (2015年11月18日). 2021年10月6日閲覧。
- ^ “白鯨との闘い”. ワーナー公式. 2021年10月6日閲覧。
- ^ “トム・ハンクス×トム・ティクヴァのコメディ公開、ベン・ウィショーも出演”. 映画ナタリー. (2016年11月8日). https://natalie.mu/eiga/news/208053 2016年11月8日閲覧。
- ^ “パディントン2”. ふきカエル大作戦!! (2018年1月19日). 2021年10月6日閲覧。
- ^ “メリー・ポピンズ リターンズ”. ふきカエル大作戦!! (2019年1月15日). 2021年10月6日閲覧。
- ^ “007/ノー・タイム・トゥ・ダイ -日本語吹き替え版”. ふきカエル大作戦!! (2021年9月30日). 2021年10月6日閲覧。
- ^ Mitchell, Robert (2017年8月25日). “Ben Whishaw Joins Hugh Grant in BBC’s ‘A Very English Scandal’”. バラエティ. 2017年10月17日閲覧。
- ^ Sommers, Kat (2017年8月). “Ben Whishaw Joins Hugh Grant for ‘A Very English Scandal’”. Anglophenia. BBC America. 2017年10月17日閲覧。
- ^ “Ben Whishaw Cast in A Very English Scandal”. Den of Geek! (2017年8月25日). 2017年10月17日閲覧。
- ^ “英国スキャンダル~セックスと陰謀のソープ事件”. ソニー・ピクチャーズ公式. 2021年10月6日閲覧。
- ^ “FARGO/ファーゴ:カンザスシティ キャスト&スタッフ”. スター・チャンネル. 2021年10月6日閲覧。
外部リンク