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ボルトオンターボ

ボルトオンターボとは、自動車メーカーから出荷された状態では自然吸気(NA)仕様であるエンジンに後付けでターボチャージャー(過給器)を追加すること、および追加するためのキットを指す。同様にボルトオンスーパーチャージャーも存在する。

概要

ボルトオンターボのキットは、HKSGReddyトラスト)等から発売されているが、設定されている車種は限られている。これらのような全国区のパーツメーカー以外からも、個人経営レベルのチューンショップ等(特定の車種に特化した所が多い)が用意している事もある。

例外的なところでは、トヨタ自動車が初代ヴィッツRS用のボルトオンターボキットをTECS(トヨタ特装車メーカー。本来はダイナハイエースの特装車を扱っている)から発売し、装着済みの車両を新車ディーラーで販売していたこともあった。

キットが設定されていない車種の場合でも、エンジンルームに余裕のある車種であれば比較的容易に装着できるが、各シリンダーの排気ポートから集合管までの長さを揃えた「等長マニホールド」をワンオフで製造することになるため、キットに比べて高額であることが多い。

また、ターボを標準で装着しているスポーツカーのような高圧過給を行うにはエンジンの圧縮比を調整(低減)しなければならないため、大抵は小型タービンを使った吸気改善程度のものが主流である。タービンもウェイストゲートを内蔵したアクチュエーター式が一般的である。しかしながら、それでも標準の状態から1.5~2.5倍程度の出力向上となる。

関連項目

  • ターボチューン
  • エンジンスワップ - NA車をターボ(またはS/C)化する方法として、特に同系統の過給エンジンASSY・制御系をワンパッケージで移植してしまうケースが見られる。
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