マーティ・スカル
マーティン・"マーティ"・スカル(英語: Martin "Marty" Scurll、1988年7月26日 - )は、イングランドの男性プロレスラー。ケンブリッジシャー州イーリー出身。ROH所属。 入場時に持参してくる傘がトレードマーク。 来歴プロレスラーになる為、フランク・リマーが主宰するドロップキックス・トレーニング・スクールにて、フランク・リマー、ジョン・リッチー、スティーブ・グレイのコーチを受けてトレーニングを開始し、2005年2月にプロレスデビュー。デビュー後しばらくは地元イングランドのインディー団体を転戦。2008年3月にザック・セイバー・ジュニアとのタッグチーム、リーダーズ・オブ・ザ・ニュースクールを結成。 2009年5月3日、インターナショナル・プロ・レスリング:ユナイテッド・キングダム(International Pro Wrestling:United Kingdom、略称 : IPW:UK)に参戦し、セイバーと共にスイス・マネー・ホールディング(アーレス & マーク・ロダン)から勝利を収め、IPW:UK統一ブリティッシュ・タッグ王座に戴冠し、自身初のベルト獲得を果たすと、セイバーと共にIPW:UKタッグ戦線で頭角を現す。翌2010年に同王座を手放すが、すぐさまセイバーとのタッグで再び王座に戴冠。2度目の王者となった二人は長期政権を築き上げることに成功し、プロジェクト・エゴ(クリス・トラヴィス & マーティン・カービー)に敗れるまで、実に630日間王座を手中に収める記録を残した。 2011年にはDPWライトヘビー級王座を獲得し、シングルベルトに初戴冠。2012年に入ると、IPW:UKブリティッシュ・クルーザー級王座、SWEスピードキング王座、RPWブリティッシュ・クルーザー級王座を立て続けに獲得し、シングルプレーヤーとしても通用することをアピール。プログレス・レスリングやTNA、コンバット・ゾーン・レスリングといった団体にも参戦するようになり、徐々にその活動範囲を広げていった。 2013年よりレボリューション・プロレスリング(Revolution Pro Wrestling、略称 : RPW)を主戦場に移す。2014年3月15日にはコルト・カバナから勝利を収め、RPWブリティッシュ・ヘビー級王座に戴冠。以降、防衛戦としてケビン・スティーン、マーティン・ストーン、シェルトン・ベンジャミン、ロッキー・ロメロ、リコシェ、ダグ・ウィリアムス、デイビー・リチャーズから勝利し、王座を保持し続けた。 2016年8月22日、ROHと契約を交わし、同団体の所属選手となることが発表された[2]。11月18日、ROHのイギリスツアー、Reach For The Skyにて同団体デビュー戦を行い、ダルトン・キャッスルを相手に勝利。ツアー最終日の20日、ウィル・オスプレイから勝利を収め、ROH世界TV王座に戴冠した。 9月2日、プロレスリング・ゲリラ(Pro Wrestling Guerrilla、略称 : PWG)が主催するトーナメント、バトル・オブ・ロサンゼルスに出場。1回戦でペンタゴン・ジュニアから勝利を収め、翌々4日の決勝戦でオスプレイ、トレヴァー・リーらとイリミネーション3WAYマッチで対戦。最後はリーからクロスフェイス・チキンウィングで勝利を収めて優勝を果たした。 12月2日、ROH年内最終PPV、Final Battle 2016にROH世界TV王者として出場。前王者のオスプレイ、ドラゴン・リーを加えた3WAYマッチで防衛戦を行い、最後はリーからクロスフェイス・チキンウィングで勝利を収めて初防衛に成功した。 12月16日、PWG年内最終興行、Mystery Vortexのメインイベントに登場し、PWG世界王座を保持するザック・セイバー・ジュニアと対戦。37分を超える激闘を繰り広げたが、最後はジム・ブレイクス・アームバーに敗れて王座奪取とはならなかった。 2017年3月21日、ホワット・カルチャー・プロレスリング(WhatCulture Pro Wrestling、略称 : WCPW)が主催するプロレスワールドカップ2017イギリス予選に出場したが、準決勝でザック・セイバー・ジュニアに敗れた。 5月12日、WAR OF THE WORLDSツアーのセミファイナルで行われたアダム・コール vs 棚橋弘至戦終了後に突如としてリング上に姿を現し、トレードマークである傘を開くと、BULLET CLUB(以下「BC」)のロゴが描かれていることを観衆にアピール。直後にコールを介抱していたヤング・バックスが、コールへスーパーキックを放ち、スカルも傘攻撃で追撃。そしてコールの首に傘の柄を引っ掛けて、BC電撃加入およびコールのBC追放を高らかに宣言した[3]。 5月17日、新日本プロレスが主催するジュニアヘビー級選手によるリーグ戦、BEST OF THE SUPER Jr.に出場したが、予選落ちに終わった[1]。 11月5日、新日本大阪市立体育館大会において、ウィル・オスプレイの保持するIWGPジュニアヘビー級王座に挑戦し勝利。初防衛戦となった2018年1月4日東京ドーム大会での4WAYマッチでKUSHIDA、オスプレイ、高橋ヒロムと対戦し防衛に失敗した。 2018年4月1日、新日本両国国技館大会でウィル・オスプレイの保持するIWGPジュニアヘビー級王座に挑戦し敗北。 5月3日、新日本福岡国際センター大会でヤング・バックスとタッグを組んでNEVER無差別級6人タッグ王座に挑戦し勝利。新日本では2度目のタイトル戴冠となった。 8月12日、新日本日本武道館大会でヤング・バックスとタッグを組んで、タマ・トンガ、タンガ・ロア、石森太二組と対戦。ノンタイトル戦だったが試合直前にNEVER無差別級6人タッグ王座戦に急遽変更され、防衛に失敗した。 得意技総じてブリティッシュ三銃士と称されるウィル・オスプレイ・ザック・セイバー・ジュニアと比べると、イギリス古来のレスリングを基調とした、比較的オールマイティでバランスの取れた選手であるが、ダーティなインサイドワークと、観客を含めた試合のコントロール能力に長けており、スカル独自のムーブも多く、一筋縄ではいかない曲者のような立ち回りを得意としている。 フィニッシュ・ホールド
打撃技
投げ技
飛び技
フォール技その他
タイトル歴
入場テーマ曲
脚注
外部リンク
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