ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント
ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント(ミヤギテレビはいダンロップじょしオープンゴルフトーナメント)とは、日本女子プロゴルフ協会公認の女子ゴルフトーナメント・ツアーの1つである。毎年9月第4週に、ミヤギテレビ主催、住友ゴム工業の特別協賛(1998年より)[注 1]により宮城県を舞台に開催されている。 2024年(令和6年)現在、賞金総額7000万円、優勝賞金1260万円[1]。 概要1973年(昭和48年)にミヤギテレビの開局3周年を記念して「松島国際女子オープン」との名称で初開催され[2]、何度か大会名の変更がありながらも続けられている。例年、仙台都市圏北部にあるゴルフ場で開催されており、2003年(平成15年)からは松島丘陵にある利府ゴルフ倶楽部(宮城県宮城郡利府町)で行われている。大会は3日間の会期で行われるが、1977年(昭和52年)から1980年(昭和55年)までの間は2日間の会期で開催されていた[3]。 1992年(平成4年)、福嶋晃子がこの大会でプロデビューを果たした。2003年(平成15年)の大会では、当時、東北高校3年生だった宮里藍が優勝した。このとき宮里はアマチュアだったため、優勝したものの賞金は0円であった[4]。2003年大会優勝賞金は1080万円だが、優勝した宮里藍はアマチュアのため賞金0円。単独2位は本来528万円、2位タイが2人なら1人474万円だが、優勝賞金が0円だったため、当大会では2位タイ2人で1人あたり804万円となった。この優勝を機に宮里はプロ宣言を行い、史上初の高校生プロゴルファーとなった。 2005年(平成17年)には、横峯さくらがプロ入りして2度目のツアー勝利を決めている。 2006年(平成18年)には、宮里藍が本大会2度目、かつ、日本ツアー出場3試合連続優勝を成し遂げた(福嶋晃子以来史上2人目)。 2009年(平成21年)には、東北高校出身の有村智恵が優勝した。 チャリティー面では、第28回(2000年)から宮城県立こども病院の支援活動を、第39回(2011年)からは東日本大震災の復興支援を行っている[5]。 2018年12月、2019年以降の放映権を巡って交渉が決裂したとして日本テレビ系列が主催する大会について撤退を発表[6]。これに同調する形でミヤギテレビも一旦は大会取り止めを発表したが、試合の開催を求める声が続出したため同局が同月26日にLPGAに対して開催へ向けた協議の再開を申し入れ[7]、LPGAも2019年に入り開催を目指して再交渉を実施[8]。その後同年1月25日に大会の開催継続が決定した[9]。 テレビ放送は例年、1日目と2日目はミヤギテレビ単独で、最終日はNNS系列23局(山梨放送・北日本放送・福井放送・四国放送・高知放送・テレビ大分を除く)で全国放映される。 また、2011年には、ゴルフネットワーク「とことん1番ホール生中継」第5弾として2日目・最終日の1番ホールのみを放送した。 新型コロナウイルス流行の影響で2020年大会を中止することとなったが[10]、テレビ放送では最終日を予定していた9月27日に「はじまりの特別編」を放送した。 大会のロゴタイプは「ミヤテレ」の愛称名とロゴが制定された後も、従来の「ミヤギテレビ」のロゴを使用している。 歴代優勝者
脚注注釈
出典
関連項目
外部リンク |