ロッカ・ローラ
『ロッカ・ローラ』(Rocka Rolla)は、ジューダス・プリーストが1974年に発表したデビュー・アルバム。 解説ジューダス・プリーストは1974年4月16日にガル・レコードとの契約を得て[1]、その後グレン・ティプトンが加入し、バンドは5人編成となる。そして、同年6月に本作の録音を開始した。プロデューサーは、ブラック・サバスやバッジーとの仕事で知られるロジャー・ベイン。 収録曲の中には、ロブ・ハルフォードの前にリード・ボーカルを担当していたアル・アトキンスが曲作りに関わったものもある。アトキンスは、ソロ・アルバム『Victim of Changes』(1998年)で「ウィンター」と「ネヴァー・サティスファイド」をセルフカヴァーした[2]。オリジナル盤のジャケットはコカ・コーラのパロディ。再発盤の中には、ジャケット・デザインが異なるものもある[3]。 デビュー・シングル「ロッカ・ローラ」の発表に続いて本作が発表されるが、シングル・アルバム共にチャート・インは果たせなかった。 このアルバムのレコーディング当時、ミキシングやマスタリングのチェックにメンバーが関われず、出来上がったアルバムをロブ・ハルフォードが聞いて「がっかりした」とコメントするなど、その仕上がりに納得できていなかった。その後、当時の発売元であるGull Recordsからグレン・ティプトンの音楽出版社「Reach Music Publishing」に本作(と次作『運命の翼』)のマスターテープと出版権が売却され、保管されていたオリジナル・マルチトラック・テープが発見されたことにより、アルバムの復活プロジェクトがスタート。トム・アロムを招き、発見されたマルチトラック・テープと最新技術を用いて、音響的なアップグレードを目的としたリミックス作業が行われ、2024年11月20日にアルバム発売50周年記念として本作の『リミックス & リマスター盤』(VICP-65628)が日本先行で発売された[4]。 収録曲特記なき楽曲はロブ・ハルフォードとK・K・ダウニングの共作。4.と10.はインストゥルメンタル。
ボーナス・トラック一部の再発CDに収録(日本盤リマスターCDには収録されていない)。アルバム『背信の門』(1977年)収録のものとは別ヴァージョンで、コンピレーション・アルバム『ヒーロー、ヒーロー』(1979年)で発表されたもの。
カヴァー
参加ミュージシャン脚注
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