ロビオ・エンターテインメント
ロビオ・エンターテインメント(英: Rovio Entertainment Corporation、芬: Rovio Entertainment Oyj)は、フィンランドのエスポーに本社を置くコンピュータゲーム開発・エンターテインメント企業。2003年にレリュード(Relude)として携帯ゲーム開発スタジオを設立し、2005年にロビオ[2](フィンランド語で焚き火)と改称した。アングリーバードシリーズをリリースしたことで知られる。セガサミーホールディングス傘下のセガの海外子会社。 沿革2003年、ヘルシンキ大学技術学部(現アールト大学科学学部に通っているミカエル・ヘッド、ジャルノ・ヴァケヴァイネン、キム・ディカートの3人の学生がアセンブリ・デモパーティーで開催されたノキアとヒューレット・パッカードがスポンサーの携帯ゲーム開発大会に参加し、『King of the Cabbage World』というリアルタイムマルチプレイヤーゲームで優勝。3人はレリュードという社名で企業を立ち上げることになった。『King of the Cabbage World』はスメア(Sumea、現在はデジタルチョコレートの一部であるスメア・スタジオ)に売却し『Mole War』にタイトルを変更したが、世界初の携帯向け商業ベースのリアルタイムマルチプレイヤーゲームになった。 2005年1月、レリュードはビジネスエンジェルより第1ラウンド投資を受け、社名をロビオ・モバイルに変更した[3]。 2009年12月、ロビオはiPhone対応のスリングショットパズルゲームである『アングリーバード』を発売。AppleのApp Storeにおいてダウンロード数が1億以上に上り[4]、総ダウンロード数の25%が有料でのダウンロードであり最も売れたゲームの1つになっていった。 2011年3月、アクセル・パートナーズ、アトミコ・アンド・フェリシス・ベンチャーズといったベンチャーキャピタルから4200万ドル増資した[5]。 同年夏、コンテンツの製作だけでなく多彩なエンターテインメントを提供する企業になることを目的として[6]社名をロビオ・エンターテインメントに変更した[7]。 2012年3月、ベンチマーク企業フューチャーマークのゲーム開発部門であるフューチャーマークゲームスタジオを買収した。買収金額は未公表[8]。 同年5月9日、アングリーバードが1億ダウンロードに達したことを発表。広報担当のシニ・マティカイネンは電子メールにて「全てのファンからの応援に感謝しています。新作発表を待ちきれません」と述べた[9]。同年11月8日、新作『アングリーバード スター・ウォーズ』を発売した[10]。 2023年4月17日、日本のゲーム会社であるセガサミーホールディングスは株式公開買付け(TOB)により、本企業を買収することを発表した。買収総額は約7億ユーロ(日本円で1036億円)の予定[11][12]。 同年8月10日、セガサミーホールディングスはロビオ株式の96.3%を取得し、将来的に全株式取得(完全子会社化)も視野に入れたグループ会社への移行を表明[13]、同月18日付で正式にセガサミーグループの一社となったことを公表した[14]。 開発ゲーム
脚注
外部リンク
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