中部建築賞(ちゅうぶけんちくしょう)は、中部地方における優れた建築に対して建築主、設計者、施工者の三者を賞する賞。中部地方各県の建築士会などで構成される中部建築賞協議会によって運営されている。対象となる地域は中部地方と滋賀県である。
歴史
1969年度(昭和44年度)に第1回授賞式が開催され、2018年度(平成30年度)には節目の第50回授賞式が開催された[1]。50年間で4,515作品の応募があり、うち1,020作品が何らかの賞を受賞した[1]。広域の建築物に対する賞は全国的に見てあまり例がないとされ、今日では権威ある賞という評価を得ている[1]。
部門
- 一般部門(第52回より、公共・文教・生産・商業・厚生・集合住宅・団地計画・都市開発・都市公園などを含む建築物等で延べ面積が2,000㎡以上のものを一般部門A、上記の建築物等で延べ面積が2,000㎡未満のものを一般部門Bとしている。)
- 住宅部門
歴代受賞作品
一般部門の入賞・特別賞作品を列挙する。(共同企業体についてはJVと略す。)
第51回~
第41回~第50回
第31回~第40回
第21回~第30回
歴代審査委員長
- 第1回 市浦健(市浦都市開発建築コンサルタント 社長)
- 第2回~第4回 松田軍平(松田・平子・坂本設計事務所 所長)
- 第5回~第7回 大江宏(日本建築家協会 会長)
- 第8回~第11回 海老原一郎(日本建築家協会 会長)
- 第12回・第13回 芦原義信(日本建築家協会 会長)
- 第14回 菊竹清訓(日本建築家協会 副会長)
- 第15回・第16回 海老原一郎(日本建築家協会 元会長)
- 第17回 大谷幸夫(建築家)
- 第18回~第23回 鬼頭梓(建築家)
- 第24回~第28回 高橋靗一(建築家)
- 第29回~第31回 阪田誠造(建築家)
- 第32回 香山壽夫(建築家)
- 第33回~第37回 藤木忠善(建築家)
- 第38回・第39回 高宮眞介(建築家)
- 第40回~第43回 仙田満(建築家)
- 第44回~第47回 新居千秋(建築家)
- 第48回~第51回 栗生明(建築家)
- 第52回~ 大野秀敏(建築家)
脚注
注釈
出典
参考文献
- 中部建築賞協議会50周年記念事業実行委員会『中部建築賞 50年のあゆみ』中部建築賞協議会、2019年
外部リンク