加茂 利男(かも としお、1945年1月8日[1] - )は、日本の政治学者。専門は、地方自治論、政治過程論。大阪市立大学名誉教授。元立命館大学公共政策大学院公務研究科教授。恩師は吉富重夫。門下に伊藤恭彦他。
人物・経歴
和歌山県生まれ。1967年大阪市立大学法学部卒業。同年大阪市立大学法学部助手(学士助手)に就任。1972年同助教授、1985年同教授を経て、立命館大学公共政策大学院公務研究科教授。2014年立命館大学退職。日本地方自治学会理事長 日本政治学会理事長、自治体問題研究所理事長など歴任。
著書
単著
- 『現代政治の思想像――現代政治学批判序説』(日本評論社, 1975年)
- 『アメリカ二都物語――21世紀への旅』(青木書店, 1983年)
- 『都市の政治学』(自治体研究社, 1988年)
- 『二つの世紀のはざまで――国境を超える体制改革』(自治体研究社, 1990年)
- 『日本型政治システム――集権構造と分権改革』(有斐閣, 1993年)
- 『都市の政治学』(自治体研究社, 2000年)
- 『市町村合併と地方自治の未来――「構造改革」の時代のなかで』(自治体研究社, 2001年)
- 『地方自治・未来への選択―平成市町村合併と「地方構造改革」のなかで』(自治体研究社, 2002年)
- 『新しい地方自治制度の設計――「規模の利益」か「小さい自治の連合」か』(自治体研究社, 2005年)
- 『世界都市――「都市再生」の時代の中で』(有斐閣, 2005年)
- 『地上自治の再発見ー不安と混迷の時代に』(自治体研究社 2017年)
共著
- (田口富久治・佐々木一郎)『政治の科学――現代的課題と方法』(あゆみ出版社, 1972年)
- (田口富久治・佐々木一郎)『政治の科学――現代的課題と方法』(青木書店, 1974年)
- (遠藤宏一)『地方分権の検証』(自治体研究社, 1995年)
- (大西仁・石田徹・伊藤恭彦)『現代政治学』(有斐閣, 1998年/新版, 2003年/第3版, 2007年/第4版, 2012年)
- (白藤博行・山田公平)『地方自治制度改革論―自治体再編と自治権保障』(自治体研究社, 2004年)
- (中村剛治郎・高原一隆・佐無田光・榊原雄一郎・鈴木誠・岡田知弘・多田憲一郎・鎌倉健・鈴木茂・安東誠一)『基本ケースで学ぶ地域経済学』(有斐閣, 2008年)
- (鶴田 廣巳・角田英昭・岡田知弘)『幻想の道州制―道州制は地方分権改革か』(自治体研究社, 2009年)
- (永井史男・稲継裕昭)『自治体間連携の国際比較―市町村合併を超えて』(ミネルヴァ書房, 2010年)
- (加藤幸雄・榊原秀訓・柏原誠)『地方議会再生 名古屋・大阪・阿久根から』(自治体研究社, 2011年)
編著
- 『地域づくり運動新時代』(自治体研究社, 1984年)
- 『「構造改革」と自治体再編――平成の大合併・地方自治のゆくえ』(自治体研究社, 2003年)
- 『資料と解説自治体自立計画の実際――「三位一体の改革」と町村』(自治体研究社, 2004年)
- 『日本型地方自治改革と道州制』(自治体研究社, 2007年)
共編著
脚注
- ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.310