北海道アイヌ語(ほっかいどうアイヌご)[2][3]、アイヌ語北海道方言[要検証 – ノート]は北海道島に分布しているアイヌ語の方言である。現存する唯一のアイヌ語方言である。
地域区分
北海道島のアイヌ語は日高山脈を境に概ね2分される。
現状
アイヌ語の現存する唯一の方言であるが話者数は2007年で10人と極めて少ない。これを受けてアイヌ語はユネスコによって危機に瀕する言語のうち最も重大な「極めて深刻」に分類されている[4]。今[いつ?]、アイヌ語を母語として育った人は一人も生きていない。
脚注
- ^ Bradley, D. Languages of Mainland South-East Asia (2007) In O. Miyaoka, O. Sakiyama, and M. E. Krauss (eds.), The vanishing languages of the Pacific Rim, pp. 301–336. Oxford Linguistics. Oxford: Oxford University Press.
- ^ 小木亜紀子, 菊地真, 古谷尊彦, 「北海道アイヌ語地名に見られる人々と自然環境との関わり」『季刊地理学』 1999年 51巻 2号 1999年 p.103-113, doi:10.5190/tga.51.103。
- ^ 板橋義三, 「樺太アイヌ語の母音の長短と北海道アイヌ語のピッチアクセントとの史的関係(1) : 両アイヌ方言の音韻における史的関係の解明に向けての研究序説」『言語文化論究』 14巻 2001年 p.87-103, doi:10.15017/5392, 九州大学大学院言語文化研究院。
- ^ “八丈語? 世界2500言語、消滅危機 日本は8語対象、方言も独立言語 ユネスコ | 2月20日付け夕刊1ページ 1総合”. 朝日新聞デジタル. 朝日新聞社 (2009年2月20日). 2015年9月13日閲覧。