君のぞらじお
君のぞらじお(きみのぞらじお)は、テレビアニメ『君が望む永遠』とOVA『アカネマニアックス』を中心にアージュ作品を応援するラジオ番組(アニラジ)である。通称、君らじ。 概要2003年10月から2005年3月まではラジオ大阪(1314 V-STATIONのゴクラク!もえもえステーション枠)・TBSラジオで放送され、2005年4月よりインターネットラジオに転向し、2007年12月に終了した。 パーソナリティは、栗林みな実(TVアニメ『君が望む永遠』涼宮遙役)、石橋朋子(速瀬水月役)、「ニトロプラスの最狂広報」ことジョイまっくすの3人でスタートし、第13回から谷山紀章(鳴海孝之役)が加わった。その後、第57回(2004年10月)で石橋の卒業と、浅井清己(大空寺あゆ役)・吉住梢(OVA『アカネマニアックス』玉野まゆ役)のレギュラー加入があり、さらに第64回でたかはし智秋(OVA『アカネマニアックス』速瀬水月役)が加わり、パーソナリティ6人体制となった。 以上のレギュラーパーソナリティ陣に水橋かおり(OVA『アカネマニアックス』涼宮茜役)を加えた7人を、「君のぞファミリー」・「君らじファミリー」または単に「ファミリー」と呼ぶ。リーダーは栗林みな実。 2005年8月にはインターネットラジオに転向後4ヶ月で公式サイトのアクセス数が200万を突破し、記念として9月24日にライブイベント「君のぞらじお感謝祭 萌・川崎博」が開催された。また、アニメ系インターネットラジオでは業界1、2位のアクセス数を記録していることが番組内で明らかにされている。 2006年9月から12月まで、番組ホームページ内でWebアニメ『あゆまゆ劇場』が配信されていた。 2008年1月には、OVA『君が望む永遠〜Next Season〜』の発売にあわせ、番組のリニューアルが行われた。収録時間の長さや、レギュラーパーソナリティ全員のスケジュール調整が難しくなったこともリニューアルの一因となっている[1]。 従来の「君のぞらじお」は、『君のぞらじお 〜Next Season〜』と『君のぞらじお Still I love you…』に分割され、「君のぞらじお」の1コーナーであった「谷山紀章の独り大喜利」と、番組内番組だった「ラジオすかいてんぷる」・『マブラヴラジオ』はそれぞれ別番組として独立した。その際「独り大喜利」は『谷山紀章のDEAD OR ALIVE』に、「ラジオすかいてんぷる」は『ラジオあゆまゆ劇場』に改称している。 その後、7月に「DEAD OR ALIVE」、「あゆまゆ劇場」の2番組が放送を終了し、「君のぞらじお Still I love you…」はコーナーやスタイルを一新し、タイトルも『君のぞらじお silver ring』に改称したものの、聴収率の悪さから9月26日に終了した。12月には「君のぞらじお 〜Next Season〜」および「マブラヴラジオ」も終了した。 2009年1月2・9日には、前年12月27・28日に行われたイベントでの公開録音分が配信され、2009年3月までアージュ関連の各種特別番組が放送された後、2009年4月3日に『君のぞらじお eternity』、4月10日に『マブラヴラジオ アンリミテッド』の配信が開始された。 なお、イベント等で販売される「PC âge CD-ROM2」に収録される『君のぞらじお 海賊版』については、2008年夏の海賊版#9 以降リリースされていない。 地上波放送
番組構成2005年第1クールの基本的番組構成。 "君のぞらじお" + "ラジオすかいてんぷる" + "君のぞらじお" が基本だが、前後する事もあった。 コーナー
幻の罰ゲーム放送幻の罰ゲーム放送とは、本来谷山紀章が罰ゲームを受けた回であるが、番組の収録後に録音されていなかったことが発覚したという幻の放送。 谷山紀章は放送中に罰ゲームとして、好きな食べ物をミキサーにかけた「ミックスジュース」を飲んだ。しかし収録後、ディレクターが編集をしようとした際、録音されていないことが発覚。さすがに録り直しする訳にもいかず、放送されることもなかった。結局、罰ゲームは受けたことになったが、本人はラジオ内で「放送されなかったことが何よりの罰ゲーム」と言っていた。 主題歌
スタッフ
ゲスト
インターネット放送
サーバーメンテナンスのため、配信日が翌週月曜日になる場合がある。その場合、配信期間は8日間になる。 放送時間は当初1時間程度であったが、回を重ねるごとに長くなり、放送末期では2時間〜3時間程度、場合によっては3時間を超えることも少なくなかった。 録り直しの場合を除いて、録音したものに出来るだけ手を加えないというのが、ディレクターの方針であるため、BGMやリクエスト曲の挿入、コーナー間の繋ぎ等の基本的な編集以外は滅多に行うことがない。また、音泉やランティスウェブラジオといったネットラジオ配信サイトではなく、独自に契約したホスティングサーバ上で公開しているため、他のアニラジと比べ、時間的制約が緩い。そのため、各回によって放送時間は様々である。 放送開始当初はアージュ、ランティス、メディアファクトリー、WAYUTAのCMが番組中に流れていたが、2005年9月からアージュのみとなった。番組終了時はアージュとマブラヴ オルタネイティヴ トータル・イクリプス(テックジャイアン)のCMが流れていた。 2008年1月より番組がリニューアルされ、君のぞらじおは「君のぞらじお〜Next Season〜」、「君のぞらじお Still I love you…」、「谷山紀章のDEAD OR ALIVE」の3つに分割される形となった。またマブラヴラジオは火曜日更新に変更、ラジオすかいてんぷるは「ラジオあゆまゆ劇場」としてリニューアルされ、「谷山紀章のDEAD OR ALIVE」とあわせて隔週火曜日の交互更新となった。 番組構成
イベント前の放送の時など、君のぞらじお(前半)から(後半)まで全員が出演することもある。 コーナー詳細については君のぞらじおホームページを参照のこと。番組内番組「アージュニュースの時間の時間」は当初、君らじ(後半)に組み込まれていたが、放送時間が長い事などから番組内番組として分割された。さらに「アージュニュースの時間の時間」も長くなり、前半と後半に分割され、さらには前半部分を2つに分けた3部構成になることもある。なお、「アージュニュースの時間の時間」は2007年5月に「マブラヴラジオ」と名前が変わった。 コーナーは番組の構成にあわせ、前後することや放送されないことがあった。以下は番組終了時(2007年12月28日)のコーナー。 君のぞらじお(前半)
ラジオすかいてんぷる
君のぞらじお(後半)
マブラヴラジオ
イベント前の放送君のぞらじお関連のイベントが行われる場合、直前または直後の放送ではイベント会場のリハーサル室で収録されるのが恒例となっている。なんと“アージュニュースの時間の時間”は移動中の新幹線の車内にて収録が行われたこともあり、“車内販売の売り子さんが今まさにやってきた”旨のトークが放送されたこともある。 第27回放送(2005年9月30日配信)で、2005年9月24日に開催された「君のぞらじお感謝祭 萌・川崎博」の直前にリハーサル室で収録されたものが放送されたのが最初であり、それ以降、イベントが開催される度に行われるようになった。 基本的な放送の流れは変わらないが、君らじ前半から君らじ後半まで全員が出演する。構成はふつおた紹介とトークが中心で、「谷山紀章のひとり大喜利」以外のコーナーは行われないことが多い。また、番組エンディングはイベントの打上げ開場や収録スタジオでジョイまっくす、栗林みな実、斉藤Kの3人でひっそりと収録されたものが放送されたこともあった。 特別番組
第22回放送(2005年8月26日配信)ではOVAアカネマニアックス最終章の発売記念として、君のぞらじお特別版「ラジオアカネマニアックス」が通常の番組と併せて配信された。パーソナリティは、君らじから栗林みな実とジョイまっくす、アカネマニアックスから声優の関智一と水橋かおりの4人。放送時間はおよそ30分。 なお、君のぞらじお総集編には収録されておらず、アカネマニアックス オリジナルサウンドトラックに収録されている。
第27回放送(2005年9月30日配信)では2005年9月24日に開催された「君のぞらじお感謝祭 萌・川崎博」に合わせて収録が行われたため、通常の番組構成で特別放送が行われた。「君のぞらじお(前半)」と「ラジオすかいてんぷる」は開催前日のリハーサル室で収録が行われ、「君のぞらじお(後半)」は「君のぞらじお感謝祭 萌・川崎博」の第二部(JAM vs 君のぞファミリー)で行なわれた公開録音の模様を配信した。インターネット放送になってからアニメ出演者以外の初ゲストとして、JAM Project(影山ヒロノブ・遠藤正明・福山芳樹・きただにひろし)が出演した。なお、番組エンディングは萌・川崎博の打ち上げ会場にて収録されている。 主題歌
スタッフ
ゲスト
CD収録版君のぞらじおの番外編としてアージュ発売のPCゲーム『君が望む永遠〜special FanDisk〜』などのファンディスクや、同じくアージュ発売の「PC âge CD-ROM2」に収録されている。ファンディスクは「出張版」として収録されており、PC âge CD-ROM2 には「海賊版」として収録されている。 基本的な内容は名物企画「ジョイ先生のメイプル授業」とパーソナリティによるテーマに沿ったトーク、「すかいてんぷるメイプル支店」の3つのコーナーで構成されている。 なお、「PC âge CD-ROM2」シリーズはアージュ通販のほか、君らじ通販およびイベント会場でのみ購入可能。 君のぞらじお出張版
君のぞらじお海賊版
過去に行われたコーナー・番組ジョイ先生のメイプル授業ジョイまっくすが「白陵大付属柊学園」の教師になり、怪しげな授業を行うコーナー。通称「メイプル授業」、または「メイプル」。コーナー名はおねがい☆ティーチャーのドラマCD、『みずほ先生のはちみつ授業』のオマージュ。 第1回(君のぞらじお海賊版 #1)は、お題(例えば好きな本のタイトル)に対して出演者が言った答えを、ジョイ先生が卑猥な方向に話を膨らませ、一人で興奮するといった内容だった。このとき、ゲスト・奥田秋が「好きな理科の実験器具は?」というお題に対して、「乳鉢」と答えたことで、その後度々番組内で「乳鉢」という言葉が登場することになった。 第2回(君のぞらじお出張版 #1)から、ジョイ先生が言った卑猥な言葉を各人にリピートさせ、ジョイ先生が更に話を膨らませるという内容に変わった。その後は、海賊版、出張版を中心にコーナー化された。
すかいてんぷるメイプル支店へご案内ジョイまっくすが「すかいてんぷる」メイプル支店の店長になり、アルバイト店員にセクハラまがいのコントを繰り広げるコーナー。内容はラジオドラマに近い。通称「メイプル支店」。 登場人物は、「すかいてんぷる」メイプル支店の店長・ジョイまっくす、アルバイト店員・鳴海孝之(谷山紀章)、涼宮遙(栗林みな実)、速瀬水月(石橋朋子、現在はたかはし智秋)の4人、そして大空寺あゆ(浅井清己、初期は石橋朋子が代役)、玉野まゆ(吉住梢)の2人も登場する。 ちなみに、第2回(君のぞらじお出張版 #1)ではジョイが放送禁止用語を口走り、電子音が被せられた。 君のぞ歌合戦出演者を最も悩ませるコーナー。即興でテーマと曲のタイトルに合った歌を作り、発表するというもの。 第1回は地上波版で2003年12月27日に放送された。このときは曲名のみ指定されていた。第2回は君のぞらじお出張版 #1で行われ、このときからテーマも指定されるようになった。この回では栗林みな実が「失恋ソング」というテーマに対して、タイトルは「ジャンボフランク」と書かれたくじを引いてしまい苦戦する。しかし、シンガーソングライターの意地を見せ、「ジャンボフランク」が誕生した。 なお、この「ジャンボフランク」はサビ部分だけではあるが、12月23日開催の「SONGS FROM age THE LIVE 2 divergence」にて歌われた。 第3回(君のぞらじお海賊版 #2)では谷山紀章が「スーパーカー」(テーマ、「母に捧げる歌」)を披露し、その完成度の高さに出演者らは驚き、感動した石橋が号泣する事態となった。なお、「スーパーカー」は谷山が大阪でCD発売イベントを行った際、歌詞を間違え歌い直したことから、お詫びにこの曲を歌ったことがある。 水月の3、2、1、ハイ!地上波放送初期から、インターネットラジオに転向後の第56回(2006年4月21日配信)まで放送されていた速瀬水月の口癖をもじったコーナー。地上波時代は水月のあなたに3、2、1、ハイ!というタイトルであった。 内容は、リスナーから募集した「踏ん切りのつかない事」や「悩み」を速瀬水月(石橋朋子、たかはし智秋)が答え、「3、2、1、ハイ!」で後押しするといったもの。このコーナーでは、別れた彼女と復縁したいというリスナーにアドバイスを送り、見事復縁できたり、読まれたリスナーが就職試験に合格したりということもあった。 第57回(2006年4月28日配信)からは新コーナー「この人に聞け!」に鞍替えしたものの、ここ最近は全くやっていなかったが、「君のぞらじお Still I love you…」に分割される事になってから元の名前として、同番組のコーナーの1つとして再開された。 アージュニュースの時間の時間第47回(2006年2月17日配信)から第109回(2007年4月27日配信)まで放送されていたアージュや栗林みな実関連の情報を伝えるコーナー。パーソナリティは栗林みな実と斉藤K。 ゲストと共にアージュ作品(主にマブラヴ)の感想や音楽などについてトークを行う。ゲストがいない場合は、主に栗林の楽曲に関するフリートークが行われる。コーナー中に1〜2曲ほど、曲紹介がある。 当コーナー第8回(君のぞらじお第56回)からは本編から分割され、まもなくして更に2分割、3分割されるようになった。 本編から分割されて以降の多くの回では2分割という形がとられていた。その際、前半部分ではゲストとのトークが中心、後半部分ではアージュや栗林みな実関連の情報を伝えるコーナーが中心であった。 なお、2006年11月19日〜12月8日まで、アルバム制作のために栗林みな実が一時休み、代わりに橋本みゆきがパーソナリティを勤めた。 特別番組君のぞらじおの流れを汲む『君のぞらじお 〜Next Season〜』および『マブラヴラジオ』が2008年12月に放送を終了した後、『君のぞらじお eternity』および『マブラヴラジオ アンリミテッド』の放送が開始される2009年1月から3月まで君のぞらじおホームページ上で配信されていた、アージュ関連の特別番組。 なお、君のぞらじおの本放送時の特別番組についてはインターネット放送の項目を参照のこと。 新春特別放送2008年12月27日・28日に行われたニトロプラスとの合同イベントで行われた公開録音分とアージュ関連トークショーの一部が配信された。
アージュ10周年記念企画番組「アージュのみなさまのおかげです」アージュ設立10周年を記念した、アージュの10年間を振り返るという内容の番組。
アージュらじおを振り返ってみました 〜ちゃんねる時代〜アージュ関連の番組を振り返った特別番組の前編。かつて地上波で放送されていた『ちよれんちゃんねる♪』と『音速♪ひとみしりちゃんねる』の2番組について振り返る内容。
アージュらじおを振り返ってみました 〜君のぞ時代〜アージュ関連の番組を振り返った特別番組の後編。『君のぞらじお』とリニューアル後の関連番組について振り返る内容。
アージュキャラクターを振り返ってみましたアージュ関連のゲーム等に登場するキャラクターを50音順に紹介し振り返るという内容の番組。
ラジオ トータル・イクリプス千代田区支部文化放送にて放送されているマブラヴ オルタネイティヴ トータル・イクリプスのラジオ番組『ラジオ トータル・イクリプス』の特別編。ただし、メインパーソナリティの中原麻衣、生天目仁美は出演していない。 第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
これを聴けば大丈夫! (微熱半島)栗林みな実のライブDVD『LIVETOUR 2008 dream link LIVE DVD』の発売を記念した番組。
関連商品CD
各回の配信分ほか、君らじWebサイトに掲載されている「君らじ☆ホームルーム」も完全収録している。ただしアージュニュースの時間の時間やリクエスト曲は著作権の関係で未収録。音楽CDではないためオーディオ機器では再生できない。アージュ通販のほか、君らじ通販およびイベント会場でのみ購入可能。
DVD
書籍
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