大久保篤
大久保 篤(おおくぼ あつし、1979年9月20日 - )は、日本の漫画家、イラストレーター[1]。星座は乙女座、血液型B型。 来歴生まれ育ち共に東京都渋谷区で、東京アニメーター学院出身。その後、綾峰欄人のアシスタントを経験。 2000年12月、エニックス(現在のスクウェア・エニックス)が主催した漫画大賞「第3回エニックス新世紀マンガ大賞」にて、『一善の骨』で準大賞を受賞する。『一善の骨』は2001年2月12日発売の『月刊少年ガンガン』2001年3月号に掲載され、大久保のデビュー作となる。同年、同誌に「一善の骨」の内容を受け継ぐ形となった長編第一作『B壱』を2001年から2002年まで連載。2004年から2013年まで同誌で『ソウルイーター』を連載した。また『ソウルイーター』連載中にスピンオフ作品として2011年から2014年まで同誌で『ソウルイーターノット!』を連載し本編とのダブル連載となった。『ソウルイーター』シリーズは共にアニメ化されるなどヒット作となった。 2015年より「週刊少年マガジン」に移籍し、『炎炎ノ消防隊』の連載を開始[2]。こちらもアニメ化されるなどヒット作となり、2022年まで連載した[3][4]。 人物自身の作品の単行本の巻末には、毎回描き下ろしとなるおまけ漫画「あつし屋」を掲載している。「あつし屋」では「アッシャー」に扮し、自身の性格について「ツンデレ」とコメントしている。 2020年10月放送の漫画専門番組『漫道コバヤシ』に出演したコメントによると、週刊少年マガジン連載『炎炎ノ消防隊』を最後に「ファンタジー作品を描くことは暫く無いだろう」と発言している。リスペクトする鳥山明作品『Dr.スランプ』が自分の原点なので、今後は「ギャグ・コメディを描きたい」と意欲を示した。 作風
基本的にファンタジー漫画を手がける。綾峰欄人の下にアシスタントとして在籍していた頃から、特有の作風が見られる。 大久保の作品の世界は、ティム・バートンの映画『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』や『ティムバートンのコープス・ブライド』の世界を髣髴させるようなモチーフを使いながら、どこかポップに仕上がっている。また、洋楽をモチーフにしたキャラクター名やパロディを使う。台詞回しや口癖も特定の単語を何度も反復させたり、キャラクターの技や性格に共通点があったりと、特定のモチーフを繰り返し使う傾向が強く見られる。 エピソード休載することは滅多になく、「書き溜めあるから、今俺死んでも1ヶ月くらいは連載し続けるくらい、メチャ休まない作家」と豪語するほどである[5]。週刊少年マガジン2018年7月25日発売号掲載の『炎炎ノ消防隊』137話にて、「優良進行で原稿は完成していますが、休載というものに興味があるため次号休載します」といった前例のない事情で休載したことがあるが、これに対して漫画愛好家たちは漫画家という職業の過酷な労働環境について問題視し、「適度に休んでリフレッシュして欲しい」「他の作家ももっと休載に興味持ってほしい」と支持や称賛の声が相次いだ[6]。 作品リスト読切
連載
画集
キャラクターデザイン
その他
関連人物師匠アシスタント
脚注
外部リンク
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