大相撲平成22年1月場所大相撲平成22年1月場所(おおずもうへいせい22ねん1がつばしょ)は、2010年1月10日から1月24日まで東京・両国国技館で開催された大相撲本場所。 場所前の話題など番付発表は年明け前の2009年(平成21年)12月21日。前場所で65場所在位(歴代最長)した大関の地位から陥落した千代大海が平成11年1月場所以来11年ぶりに関脇に下がり、この場所に大関復帰と進退を懸けることとなった。 また、前場所終了時点で幕内勝利数を806勝としていた大関の魁皇は、この場所中での幕内勝利数記録更新が大きく期待された。 番付・星取表
優勝争い大関陣や、大関昇進を狙う関脇把瑠都らは序盤戦に土が着き、横綱朝青龍も5日目に豪栄道の引き落としに不覚を取り1敗。前場所全勝の横綱白鵬がこの場所も優勝争いの先頭を走り続けるかと思われたが、7日目に把瑠都の掬い投げに破れ、前年9月場所から続いていた連勝は30でストップ。白鵬が1敗に後退したことで、7日目時点で両横綱をはじめ琴欧洲、日馬富士ら9人が1敗で並ぶ混戦となったが、9日目には白鵬、朝青龍、把瑠都の3人にまで絞られた。 ところが、把瑠都は10日目、11日目と連敗したため大きく後退。先頭には結局両横綱が残る形となったが、白鵬までもが12日目の日馬富士戦、13日目の魁皇戦と大関陣にまさかの連敗を喫し、そのまま1敗を守っていた朝青龍との差が開いてしまう。12日目に単独トップに立った朝青龍は終盤の大関戦も勝ち続け、14日目に日馬富士を下手投げで下した時点で2場所ぶり25回目の幕内最高優勝が決定した。優勝25回は横綱北の湖を超え歴代3位となった。朝青龍はこの優勝からわずか11日後に引退を表明(後述)したため、これが最後の優勝となった。 朝青龍は千秋楽に白鵬に寄り倒され13勝2敗での優勝。白鵬、把瑠都、幕尻の豊響が12勝3敗の優勝次点となった。 各段優勝・三賞トピック
参考文献
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