女学生探偵シリーズ
『女学生探偵シリーズ』(じょがくせいたんていシリーズ、英語: Schoolgirl Detective Series)は、KADOKAWAアスキー・メディアワークスより発行されているてにをはによる日本のライトノベルのシリーズ。 概要デビュー作『女学生探偵と偏屈作家 ─古書屋敷殺人事件前夜─』から始まる東京を舞台にしたライトノベルのシリーズ。殺人事件の解決を主要なテーマとし、素人探偵を気取る主人公と推理作家である先生とのコミカルな推理小説として描く。主人公・花本ひばりが事件を持ち出し(あるいは巻き込まれ)、久堂蓮真がやむを得ず解決するという構成が特徴。2015年に『明尾高屋上投身事件 -女学生探偵シリーズ-』のタイトルで漫画化された。 シリーズ作品
登場人物
作風とテーマ殺人事件(あるいは謎)の解決を主要なテーマとし、各事件の題材にはホラー要素やオカルト要素も含まれている。素人ながら探偵さながら謎に迫ろうとする主人公と明晰な推理を見せる先生とのコミカルなやり取りが特徴。 制作背景てにをはが制作したVOCALOIDを用いた楽曲(ボカロ曲)のうち、人気の高い「古書屋敷殺人事件」を始めとする『女学生探偵シリーズ』の世界観を楽曲制作者であるてにをは自身が小説化したもの[1][2]。ノベライズに先駆けて、MIKU-Pack00に関連記事が掲載され[3]、MIKU-Pack01には執筆中の小説を抜粋した試し読み版が掲載された[4]、一部はかつて存在したニコニコ動画とアスキー・メディアワークスとのコラボレーションチャンネル「Nextコンテンツポータルこんぽた」で連載された[5]。 発売前には、告知動画がニコニコ動画に投稿された[6]。 また、『女学生探偵と偏屈作家 ─古書屋敷殺人事件前夜─』の電子書籍版が2013年12月27日に配信開始された[7]。このほか、本シリーズがメディアミックス作品となる様子がCOMIC@LOIDによる展覧会「ボカロ曲進化展~ボカロ曲が漫画と小説になるまで~」(2015年2月20日~3月3日開催)において紹介された[8]。 漫画笹原智映により、『女学生探偵と偏屈作家 ─古書屋敷殺人事件前夜─』の一編、「明尾高屋上投身事件」がコミカライズ[9]され、『ComicWalker』(KADOKAWA〈電撃コミックスNEXT〉)において2015年4月から5月まで連載された[注 1]。全2話。 書誌情報小説てにをは(著)・なのり[注 2]、笹原智映[注 3](イラスト) KADOKAWA〈アスキー・メディアワークス〉、全4巻
翻訳版黃薇嬪によって翻訳された、中国語(繁体字)版が台湾角川から発行されている。
漫画てにをは(原作)・なのり(キャラクター原案)・笹原智映(作画)KADOKAWAアスキー・メディアワークス〈電撃コミックスNEXT〉、全2巻
脚注注釈
出典
外部リンク
|