対馬方言
対馬方言(つしまほうげん)とは、対馬で話される日本語の方言。九州方言に属する。肥筑方言に含められるが、肥筑方言的な特徴はやや薄い。 地理的な関係から、かつては朝鮮語との関係を期待されて多くの研究が為されたが、結果的に対馬方言と朝鮮語との間には借用語以上の共通性は見られないことが判明した。 アクセントアクセントの類型は東京式アクセントの変種である。使用地域の大部分では、二拍名詞の多くが頭高型(最初が高い)で「かぜが」(風が)、「おとが」(音が)、「あしが」(足が)、「うみが」(海が)、「あきが」(秋が)のようになるが、三類で二拍目が広母音を持つもののみ「やまが」のように尾高型になる。 文法
その他地理的・歴史的経緯により、朝鮮語からの借用語が存在する。たとえば対馬方言では、朝鮮語の「トーマン(逃亡)カッタ」を夜逃げの意味で使用する。 また他の例としては、友達のことを「ちんぐ」、ズボンのことを「ぱっち」という。これはどちらも韓国語の친구(チング)と바지(パジ)に対応する。 出典
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