小野新二小野 新二(おの しんじ、1952年 - 1995年)は、日本の漫画家。本名:吉村 竜正(よしむら たつまさ)[1]。 概要1971年、あだち勉のアシスタントとなり、後にあだち勉の実弟であるあだち充のチーフアシスタントを務める。アシの後輩には服部かずみがいた。あだち勉の兄弟弟子のような関係だったありま猛の『あだち勉物語 〜あだち充を漫画家にした男〜』にもたびたび登場するほか、あだち勉の『実録あだち充物語』でも1話を割いて紹介されている。 1978年、少年マガジン新人漫画賞で『まぶしい夏がとおりすぎる』が佳作となり、『純のスマッシュ』で『週刊少年マガジン』連載デビュー。当時、ベテラン作家が多かった同誌に活気をもたらしたことから、同時期に連載デビューした小林まこと、大和田夏希と3人合わせて「新人3バカトリオ」と呼ばれていた。 初期は青春ものやスポーツものを描いていたが、石井いさみやあだち充の系譜である端正な絵柄を買われ、梶原一騎の原作で『初恋物語』を連載。更にその絵柄でラブコメやエロコメが描けることから、史村翔と組んで『ヤングマガジン』で連載した『OH!タカラヅカ』がヒットし、人気作家となる。しかし、過酷な創作活動と長年の深酒で肝臓を侵され、1995年に他界。彼の死の経緯は、少年マガジン新人漫画賞の同期デビューで親友だった小林まことの『青春少年マガジン1978〜1983』に描かれている。 作品リスト
師匠脚注
関連項目外部リンク |