山口 宏(やまぐち ひろし、1964年7月29日 - )は、アニメやゲーム関連作品を多く手がける日本の脚本家、小説家[2]。鳥取県米子市出身[2]。米子北高等学校卒業[注 1]。スタジオ・ハード、ゴンゾを経てフリーランスとして活動。
来歴・人物
高校時代からの知人である赤井孝美の紹介でSF大会などに参加。この頃、庵野秀明や前田真宏と交友を持つようになり、彼らが自主制作した特撮作品『愛國戰隊大日本』にはスタッフとして名前がクレジットされている[注 2]。また専門学校では後に特技監督や映画監督となる樋口真嗣と知り合う。樋口によれば、山口は九段会館で開催されたDAICON FILMの上映会(『快傑のーてんき2』など)の折に、彼を庵野に紹介したという[3][注 3]。
アニメーターとして映画『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』に参加した後、編集者として編集プロダクション「スタジオ・ハード」に所属してアニメ関係書誌の編集を行う。それ以外にも『月刊ニュータイプ』の創刊に関わったり、ゲームブックやアニメのノベライズを手がけたりするようになる。そして『装甲騎兵ボトムズ』のゲームブック執筆の際、所属会社の社長に紹介されて原作者で監督の高橋良輔に挨拶したのがきっかけで同シリーズのOVA作品『機甲猟兵メロウリンク』の脚本を書くことになり、アニメの脚本家としてデビューした。
1992年にスタジオ・ハードを退社し、ガイナックスを退社した前田真宏、樋口真嗣、村濱章司と共にアニメ制作会社ゴンゾ(GONZO)を設立する[4][5]。2001年に同社から独立し、フリーとなる。
参加作品
テレビアニメ
- 1991年
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- 1994年
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- 1996年
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- 1997年
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- 1998年
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- 1999年
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- 2000年
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- 2001年
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- 2003年
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- 2004年
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- ケロロ軍曹(2004年 - 2011年、脚本・挿入歌『ウェットルキングのうた』作詞[注 4])
- 砂ぼうず(2004年 - 2005年、シリーズ構成・脚本)
- 2005年
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- 2007年
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- 2008年
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- 2009年
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- 2011年
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- 2012年
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- 2013年
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- 2014年
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- 2015年
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- 2016年
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- 2017年
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- 2018年
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- 2019年
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- 2020年
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- 2021年
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- 2022年
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- 2023年
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- 2024年
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劇場アニメ
- 1984年
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- 1999年
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- 2009年
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- 2010年
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- 2017年
-
OVA
- 1988年
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- 1991年
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- 1992年
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- 1993年
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- 1994年
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- 1998年
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- 1999年
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- 2002年
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- 2005年
-
特撮
ドラマCD
ゲーム
著作物
小説
漫画
ゲームブック
- ルパン三世 Pファイルを奪え!
- ルパン三世 星を盗む男
- 機動戦士ガンダム 最期の赤い彗星
- 機動戦士ガンダム0079 灼熱の追撃 (原題『機動戦士ガンダム 灼熱の追撃』)
- 機動戦士ガンダム0087 ジェリド出撃命令 (原題『機動戦士Ζガンダム ジェリド出撃命令』)
- 装甲騎兵ボトムズ 復讐の惑星シド(1987年、スペシャル・アドバイザー、高橋良輔 )
- 聖戦士ダンバイン 妖魔城塞ザーウェル
- トップをねらえ! 燃えろ!国際マシーン兵器大会!!
資料集
脚注
注釈
- ^ 同校の図書館には自身が寄贈したファイアーエムブレム暗黒竜と光の剣の小説が蔵書されている。
- ^ アイキャッチ作画のほか、ハラショマンの1人としても出演。
- ^ その際、山口が樋口のことを「『ゴジラ』の特撮の現場にいたプロの人」と説明したため、樋口が庵野に誘われて『八岐之大蛇の逆襲』に参加したときには過度な期待を受けたという[3]。
- ^ アルバム『ケロロソング、(そこそこ)全部入りであります!3』では「宇宙ヤマグチヒロシ」名義。
- ^ テレビアニメ『ふしぎの海のナディア』の映像ソフトに特典映像として収録されたミニアニメ。
出典
関連項目
外部リンク