新竹県
新竹県(シンジュー/しんちく-けん)は、台湾省の北西部に位置する県。桃園市、宜蘭県、台中市、苗栗県、新竹市と隣接する。県政府所在地は竹北市。 地理新竹県は台湾島北西部に位置し、北は桃園市と、南は苗栗県とに接し、西は台湾海峡を臨み、東には雪山山脈大霸尖山が位置している。地形は鳳山渓、頭前渓の河口に沖積平野が広がる他は伯公岡台地および湖口台地などの台地、丘陵地が広がっている。年間平均気温は摂氏21度、年間平均降水量は1949.1ミリメートルである。 行政区画
歴史新竹の旧称は竹塹である。この地名の初見は康熙16年(1677年)に書かれた『裨海紀遊』の中に認められる。その由来としては雍正11年(1733年)に書かれた『淡水廳城碑記』に「厥初環植莿竹爲衞,故以竹塹名城」という表記があり竹で囲まれた役所があったので竹塹という地名になったとある。 1683年、清による台湾の統治が開始されると新竹一帯は諸羅県の管轄に置かれ官人に依る本格的な開発が開始された。1723年、諸羅県より淡水庁の管轄に改編され、1875年には淡水庁を淡水県及び新竹県に分割されることになり、この地に県治が設置されることとなると同時に新竹と改称された。 日本統治時代当初は台北県新竹支庁が設置されたが、1901年に新竹、桃園支庁が合併し新竹州が成立、下部に8郡を管轄するようになり、州治は新竹郡に設置された。 1935年4月21日に発生した新竹・台中地震では、800人以上の死者を出している[2]。 第二次世界大戦後の1945年11月、新竹市政府が成立し下部に7区、現在の新竹市、竹東、宝山等を管轄することとなった。翌年、省轄市(現在の市)となった新竹市以外の、新竹、桃園、中壢、苗栗に8区を設置し新竹県政府が成立、県政府は桃園に移った。 1950年の地方改制で新竹県は桃園県、新竹県、苗栗県に分割されることとなり、新竹市は新竹県の県轄市に変更された。1982年7月1日、新竹市と香山郷が統合され、再び新竹市が省轄市に昇格して県から離脱すると、県政府は竹北市へ移り現在に至っている。 政治行政県長
→詳細は「新竹県長」を参照
対外関係姉妹自治体・自治体
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脚注
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