水上駅
水上駅(みなかみえき)は、群馬県利根郡みなかみ町鹿野沢にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)上越線の駅である。 概要上越線内の主要駅で、水上温泉郷を擁する旧水上町の観光拠点である。以前は上越国境越え用機関車(ED16・EF12・EF16等)が配属された水上機関区が開設され、当駅は通過禁止駅のため上越線全列車が停車している。客車列車は補機の増解結が行われた。当駅を経由しない上越新幹線開通後は上野駅からの特急「水上」が当駅を終着駅とするのみとなっている(現在は臨時列車)。以前は、高崎方面と長岡方面を通し運転する普通列車も存在した[3]が、現在では普通列車は当駅を境に運転系統が分断されており、いずれの方面からも当駅折返しとなる。 越後湯沢・長岡方面下り定期旅客列車は平日が1日6本のみ(最大で4時間近くも開く時間帯がある)となる[注釈 1]。また、初列車が8時台、最終列車が20時台となっている。冬季には、スキー客の利便性向上のため、列車が増発される。新潟県方面へは旅客列車よりも貨物列車の方が列車の本数が多い。 駅管轄は高崎支社だが、日本国有鉄道(国鉄)時代は新潟鉄道管理局(現・新潟支社)の管内(境界駅)であった[3]。 歴史
駅構造単式ホーム1面1線、島式ホーム1面2線、計2面3線を有する地上駅。両ホームは1本の跨線橋(階段のみ)で連絡している。ホームは曲線上に位置している[13]。この他駅南側に留置線がある[13]。 コンクリート2階建ての大きな駅舎を備え、待合室(夜間閉鎖)も設置されている。2001年(平成13年)に入口部分を増築した。 直営駅[2]。Suica対応自動改札機、指定席券売機、自動券売機が設置されている。以前はみどりの窓口も設置されていたが、2006年に「もしもし券売機Kaeruくん」へ置換えられる形で廃止され、「もしもし券売機Kaeruくん」も2012年に現在の指定席券売機に置換えられる形で営業を終了した[14]。 以前は1番線と2番線間に機回線があったが[13]、補機の必要も無くなり撤去された。 のりば駅舎側が1番線である。定期旅客列車は以下の使い分けを行っている(臨時列車についてはこの限りでない)。
(出典:JR東日本:駅構内図)
利用状況JR東日本によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は254人である[利用客数 1]。 2000年度(平成12年度)以降の推移は以下の通り。
駅周辺水上温泉郷への玄関口の1つで、駅前にある駐車スペースは公共交通の路線バスやタクシーの他、ホテルの送迎バスが使用する。また、駅前には観光案内所の他、土産品店等の商店が軒を連ねる。なお、温泉街の中心部までは高崎寄りへ徒歩10分程の距離である。郵便ポストは以前は駅前にあったが撤去された。その後駅側が郵便局に要望し現在閉鎖中の簡易局前に設置された。 駅前の道路は、冬季の降雪時は消雪パイプ等による散水を行っている。 駅から徒歩5分の所に蒸気機関車(SL)用の転車台がある。周囲は「水上駅転車台広場」として整備されてイベント等に利用されており[15]、国鉄D51形蒸気機関車(D51 745)が展示されている[16]。
バス路線上越新幹線の上毛高原駅へ連絡する路線の他、谷川岳ヨッホby 星野リゾート(旧谷川岳ロープウェイ)の駅や町内の一部スキー場等への路線が運行されている。特に湯檜曽駅・土合駅(谷川岳ロープウェイ駅行バスが経由)へは、並行する上越線旅客列車よりも路線バスの本数が多い。 この他、水上温泉シャトルバスが主に多客期に運行している。
隣の駅
脚注記事本文注釈出典
利用状況
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