浦本 昌紀(うらもと まさのり、1931年2月11日 - 2009年6月15日)は、日本の鳥類学者。和光大学名誉教授。
略歴
東京生まれ。1953年東京大学理学部動物学科卒、1959年旧東京都立大学大学院生態学博士課程満期退学。1960年、山階鳥類研究所研究員、1977年和光大学教授[1]。2000年定年、名誉教授[2]。
1966年、毎日出版文化賞(小原秀雄,小森厚共著『現代の記録・動物の世界』)受賞[1]。1967年、日本鳥学会賞受賞(「森林鳥類のエネルギー消費に関する研究」 )[1]。
著書
- 『現代の記録動物の世界 第4巻 鳥類の生活』紀伊国屋書店 1966
- 『とり・さかな・かい』偕成社 幼年カラー百科 1974
- 『生物の世界 文研の学習図鑑 [1] 生物 くらしとしくみ』木村しゅうじ,田中豊美ほか絵 文研出版 1977
共編著
- 『現代の記録動物の世界 第1巻 20世紀の新発見』小森厚,小原秀雄共著 紀伊国屋書店 1964
- 『現代の記録動物の世界 第2巻 変わりゆく動物界』小森厚,小原秀雄共著 紀伊国屋書店 1965
- 『生物の世界 文研の学習図鑑 [5]鳥 くらしとなかま』共著 佐々木啓祐, 藪内正幸ほか絵 文研出版 1978
- 『世界の天然記念物 国際保護動物 第6-8巻 鳥類』編著 講談社 1989
翻訳
- ジョン・H.ストアラー『自然と生命のパレード』白揚社、1961
- D.ラック『ロビンの生活』安部直哉共訳 思索社 世界動物記シリーズ 1973
- デイヴィッド・ラック『ダーウィンフィンチ 進化の生態学』樋口広芳共訳 思索社 1974
- D.W.エーレンフェルド『自然保護学入門』小原秀雄共訳 共立出版・科学ブックス 1975
- アラン・エッカート『最後の一羽 オオウミガラス絶滅物語』大堀聡共訳 平凡社 1976
- B.クルテン『哺乳類の時代』小原秀雄共訳 平凡社 1976
- C.K.キャッチポール『鳥のボーカルコミュニケーション』大庭照代共訳 朝倉書店 1981
- アラン・ムーアヘッド『ダーウィンとビーグル号』早川書房 1982
- スティーヴン・ジェイ・グールド『ダーウィン以来 進化論への招待』寺田鴻共訳 早川書房 1984 のち文庫
- N.エルドリッジ, I.タッターソル『人類進化の神話』群羊社 1986
- ジョン・F.オーツ『自然保護の神話と現実 アフリカ熱帯降雨林からの報告』緑風出版 2006
- ヴァンダナ・シヴァ『食糧テロリズム 多国籍企業はいかにして第三世界を飢えさせているか』監訳 竹内誠也,金井塚務訳 明石書店 2006
論文
脚注
- ^ a b c 日外アソシエーツ現代人物情報
- ^ 浦本昌紀教授略歴・業績 (退任記念(岩城正夫教授・浦本昌紀教授))人間関係学部紀要 2000