滝原 俊彦(たきはら としひこ、1927年10月20日 - 1991年3月28日[1])は、日本の教育学者、帝京大学教授。教科書問題の研究者。
略歴
東京都生まれ。旧制東京府立第九中学校、旧制東京高等学校を経て、旧制東京帝国大学工学部入学。
1952年、新制東京大学工学部石油学科卒業[2]。
東京都立教育研究所などを経て、帝京大学文学部教育学科助教授。
1991年、帝京大学教授在任中、心不全で死去。
人物・エピソード
内閣総理大臣岸信介、哲学者高山岩男らと研究会を共にするなどした[3]。
岸信介が会長を務めた協和協会の機関誌『提言』[4]や、雑誌『自由』[5]、『月曜評論』[6]などにおいて、積極的な論陣を張った。
著書『疑問だらけの中学教科書』の表紙カヴァーや帯には、竹村健一、文教大学学長小尾乕雄(当時)、成蹊大学学長朝倉孝吉(当時)の推薦文が並ぶ。
主な著書
単著
共著
脚注
- ^ 『現代物故者事典1991~1993』(日外アソシエーツ、1994年)p.357
- ^ 略歴については、滝原俊彦『現代の迷信と常識〈判断の公理〉』(日本教育新聞社、1987)を参照した。
- ^ 滝原俊彦『現代の迷信と常識〈判断の公理〉』(日本教育新聞社、1987)166頁参照
- ^ 『提言』第21号2頁など
- ^ 『自由』(自由社)第15巻7号「教員の能力とは何か」など。
- ^ 『月曜評論』(月曜評論社)第337号など。
- ^ “日教組に子供をまかせられるか 滝原俊彦”. 国立国会図書館. 2012年7月15日閲覧。
- ^ “現代の迷信と常識 : 判断の公理 滝原俊彦”. 国立国会図書館. 2012年7月15日閲覧。
- ^ “疑問だらけの中学教科書 森本真章, 滝原俊彦”. 国立国会図書館. 2012年7月15日閲覧。
関連項目
外部リンク