熊本中央郵便局(くまもとちゅうおうゆうびんきょく)は熊本県熊本市中央区にある郵便局。民営化前の分類では集配普通郵便局であった。
熊本桜町バスターミナルに程近い場所に立地している。かつては熊本県内の地域区分業務を取り扱っていたが、1978年(昭和53年)に熊本東郵便局に移管された[1]。
概要
分室
過去には分室が存在していたが、現在では存在していない。存在していた分室は以下のとおり。
- 郵政局内分室 (71001A)
- 九州郵政局(当時)に併設されていた。1988年(昭和63年)に廃止。代替として、無集配特定郵便局である熊本城東郵便局が設置された。
- 熊本市役所内分室 (71001B)
- かつては「貯金局内分室」で、熊本市花畑町の熊本地方貯金局庁舎(現・熊本市役所花畑町別館)内にあった。その後、貯金局の移転に伴って1976年(昭和51年)には「花畑町分室」に改称された[2]。1981年(昭和56年)には熊本市役所本庁舎地下に移転・改称した[3]。1989年(平成元年)に廃止。代替として、無集配特定郵便局である熊本市役所内郵便局が設置された。
沿革
- 1872年8月4日(明治5年7月1日) - 熊本郵便役所として開設[4]。
- 1875年(明治8年)1月1日 - 熊本郵便局(二等)となる。翌日より為替取扱を開始。
- 1879年(明治12年)4月15日 - 貯金取扱を開始。
- 1885年(明治18年) - 電信取扱を開始。
- 1888年(明治21年)8月1日 - 熊本郵便電信局となる。
- 1903年(明治36年)4月1日 - 通信官署官制の施行に伴い熊本郵便局となる。
- 1949年(昭和24年)6月21日 - 逓信局内分室、貯金支局内分室をそれぞれ郵政局内分室、貯金局内分室に改称[5]。
- 1949年(昭和24年)9月5日 - 熊本市新町三丁目から同市船場川端町へ移転。
- 1950年(昭和25年)11月28日 - 郵政局内分室を熊本市花畑町から同市大江町九品寺に移転。
- 1959年(昭和34年)10月8日 - 郵政局内分室を熊本市大江町から同市城東町に移転。
- 1962年(昭和37年)5月1日 - 電話通話および和文電報受付業務を開始。
- 1967年(昭和42年)6月1日 - 熊本中央郵便局に改称。
- 1976年(昭和51年)1月12日 - 貯金局内分室を花畑町分室に改称。
- 1981年(昭和56年)11月24日 - 花畑町分室を熊本市花畑町から同市手取本町に移転するとともに、市役所内分室に改称。
- 1988年(昭和63年)10月1日 - 郵政局内分室を廃止。同日、代替として熊本城東郵便局を設置。
- 1989年(平成元年)4月20日 - 熊本市役所内分室を廃止。同日、代替として熊本市役所内郵便局を設置。
- 1991年(平成3年)10月1日 - 外国通貨の両替および旅行小切手の売買に関する業務取扱を開始。
- 2007年(平成19年)10月1日 - 民営化に伴い熊本中央郵便局共通事務センターを廃止、併設された郵便事業熊本支店に一部業務を移管。
- 2012年(平成24年)10月1日 - 日本郵便株式会社の発足に伴い、郵便事業熊本支店を熊本中央郵便局に統合。
取扱内容
風景印
周辺
アクセス
脚注
- ^ 当該業務は、2004年(平成16年)には更に熊本北郵便局に移管され、2007年(平成19年)10月から2012年(平成24年)9月までは郵便事業熊本北支店が担当していた。現在は会社統合によって再び熊本北郵便局がおこなっている。
- ^ 貯金局の移転に伴い、新庁舎内には熊本東郵便局貯金局内分室 (71117A) を設置。移転前の庁舎内に設置されていた貯金局内分室とは別の分室であり、熊本東郵便局に移管されたというわけではない。
- ^ このときの移転・改称告示では「熊本市役所内分室」ではなく、「市役所内分室」となっている。
- ^ 山口修監修 『全国郵便局沿革録 明治編』 日本郵趣出版 1980年12月28日発行
- ^ 昭和24年郵政省告示第80号(昭和24年7月22日付官報第6756号掲載)
外部リンク