片平 巧(かたひら たくみ、1965年6月14日[1] - 2015年5月20日[2])は、日本のオートレース選手。埼玉県[3]川口市出身。19期、船橋オートレース場所属[1]。
選手データ
- 戦歴
- 通算優勝回数:80回
- グレードレース(SG,GI,GII)優勝回数:45回(飯塚将光とともに史上第3位タイ)
- 全国区レース優勝回数:20回(高橋貢・永井大介に次ぐ史上第3位、SG15回・全国地区対抗戦5回)
- SG優勝回数:15回 (高橋貢に次ぐ史上第2位)
- GI優勝回数:16回
- GII優勝回数:14回(島田信廣とともに史上第3位タイ)
- 年間最多優勝選手:2回
- 年間最多勝利選手:1回
- 受賞歴
- 最優秀選手賞:3回(うち1回は島田信廣と同時受賞)
- 日刊三賞・殊勲賞:2回
- 日本プロスポーツ大賞・功労賞:2回
略歴
- 1985年
- 6月27日、第19期生として船橋オートレース場に登録される。
- 1987年
- 5月28日、第9回さざんか杯争奪戦(現・GIIさざんかカップ争奪戦、船橋オートレース場)優勝。当時の競走車呼名は「スプリーセン」。競走タイムは3.40。
- 1988年
- 7月21日、第11回黒潮杯争奪戦(船橋オートレース場)優勝。当時の競走車呼名は「レネン」。競走タイムは3.408。
- 同年のオートレース表彰選手において、優秀選手賞を受賞。
- 1990年
- 1991年
- 1993年
- 11月4日、第25回日本選手権オートレース(川口オートレース場)優勝。当時の競走車呼名は「キブロワイト」。競走タイムは3.384。
- 同年のオートレース表彰選手において、特別賞を受賞。
- 1994年
- 9月7日、第6回全国地区対抗戦オートレース(川口オートレース場)A級優勝戦優勝。当時の競走車呼名は「キブロワイト」。
- 11月7日、第26回日本選手権オートレース(浜松オートレース場)で、飯塚将光に次ぎ史上2人目となる連覇を達成。当時の競走車呼名は「キブロワイト」。競走タイムは3.376。
- 同年のオートレース表彰選手において、最優秀選手賞・特別賞を受賞。
- 島田信廣(11期、船橋オートレース場所属)と共に年間最多優勝を達成。
- 1995年
- 1996年
- 同年の前期船橋A1となる。
- 2月13日、SG第9回全日本選抜オートレース(伊勢崎オートレース場)を優勝。当時の競走車呼名は「キブロワイト」。競走タイムは3.333。SG3冠達成。
- 3月6日、SG第10回スーパースター王座決定戦優勝。当時の競走車呼名は「キブロワイト」。競走タイムは3.361。
- 6月12日、SG第15回オールスターオートレース(浜松オートレース場)で、SG3連覇及び史上初のオールスター連覇を達成。当時の競走車呼名は「ファンターズマ」。競走タイムは3.353。
- 9月25日、GI第8回全国地区対抗戦オートレース(飯塚オートレース場)A級優勝戦優勝。当時の競走車呼名は「キブロワイト」。競走タイムは3.386。
- 同年のオートレース表彰選手において、島田信廣と共に最優秀選手賞をダブル受賞。
- 1997年
- 1月29日、SG第11回スーパースター王座決定戦優勝。当時の競走車呼名は「キブロワイト」。競走タイムは3.335。
- 7月2日、開場32周年記念GI平成チャンピオンカップ(山陽オートレース場)優勝。
- 7月16日、SG第1回東西チャンピオンカップ(浜松オートレース場)優勝。当時の競走車呼名は「キブロワイト」。競走タイムは3.387。
- 9月24日、GI第9回全国地区対抗戦オートレース(山陽オートレース場)A級優勝戦優勝。当時の競走車呼名は「キブロワイト」。競走タイムは3.363。
- 同年の前期・後期ともに船橋A1となる。
- 同年のオートレース表彰選手において、特別賞受賞。
- この年、小林啓二(8期、山陽オートレース場所属)、高橋貢(22期、伊勢崎オートレース場所属)と共に年間最多優勝を飾る。
- 1998年
- 1999年
- 3月25日、GI開設47周年記念グランプリレース(川口オートレース場)優勝。
- 9月1日、GI第11回全国地区対抗戦オートレース(船橋オートレース場)A級優勝戦優勝。当時の競走車呼名は「キブロワイト5」。競走タイムは3.365。全国地区対抗戦最多、通算5度目の優勝。
- 2000年
- 6月14日、開場35周年記念GI第6回平成チャンピオンカップ(山陽オートレース場)優勝。
- 7月13日、GI第23回黒潮杯争奪戦(船橋オートレース場)優勝。
- 7月20日、GI第24回キューポラ杯争奪戦(川口オートレース場)。
- 12月13日、SG第4回オートレースグランプリ(飯塚オートレース場)優勝。当時の競走車呼名は「キブロワイト7」。競走タイムは3.300。
- 2001年
- 1月31日、SG第15回スーパースター王座決定戦優勝(通算5回目)。競走車「キブロワイト7」、競走タイムは3.325。
- 2月14日、SG第14回全日本選抜オートレース(山陽オートレース場)優勝。競走車呼名は「キブロワイト7」、競走タイムは3.318。2度目のSG3連覇と共に、当時史上最多のSG15冠を達成。[4]
- 8月29日、GIダイヤモンドレース(飯塚オートレース場)優勝。
- 2006年
- 6月19日、プラスミックカップ争奪戦(船橋オートレース場)で三年半ぶりの優勝を飾る。
- 2007年
- 2009年
- 4月11日、開場44周年記念スポニチ杯GI第15回平成チャンピオンカップ(山陽オートレース場)第10Rで勝利し、史上18人目となる通算1000勝を達成。
- 2010年
- 10月4日、GII第6回オーバルチャンピオンカップ(飯塚オートレース場)で、三年ぶりの記念レース優勝を飾る。
- 2015年
- 5月20日、死去[2][5]。49歳没。死因は明らかにされていないが、前年の秋頃より病を患っていたという[6]。また、直前の5月10日まで船橋のGI・黒潮杯(2日目まで。3日目以降は欠場)に出場していた[7][8]。
グレードレース戦歴
- SG戦歴
- SG優勝回数:15回(永井大介と並び、高橋貢に次ぐ史上第2位タイ)
- SG生涯グランドスラム(現行の5冠に加え、廃止された東西チャンピオンカップも含む6冠。ほかに6冠制覇は高橋貢のみ[9])
- SG単独最重ハンデ(スーパーハンデ)優勝(舗装路):1回(史上唯一)
- SG最重ハンデ大外優勝:5回(高橋貢とともに史上最多タイ : 単独最重ハンデ含む)
- 同一SG4連覇:1回(島田信廣に次ぐ史上2人目、スーパースター王座決定戦:1995年第9回~1998年第12回)
- SG3連覇:2回(島田信廣・永井大介とともに史上最多タイ、島田信廣に次ぐ史上2人目)
- SG完全優勝:1回(史上4人目:第22回日本選手権)
- 全日本選抜オートレース '96, '01 2回
- スーパースター王座決定戦 '95, '96, '97, '98, '01 5回
- オートレースグランプリ '98, '00 2回
- 東西チャンピオンカップ '97 1回
- オールスター・オートレース '95, '96 2回
- 日本選手権オートレース '90, '93, '94 3回
- GI戦歴
- GI優勝回数:16回
- ダイヤモンドレース(飯塚) '94, '01 2回
- 平成チャンピオンカップ(山陽) '97, '00 2回
- 黒潮杯争奪戦(船橋) '88, '90, '99, '00 4回
- 開設記念グランプリレース(川口) '99 1回
- 全国地区対抗戦(A級) '91, '94, '96, '97, '99 5回
- オート発祥記念船橋オート祭(船橋) '98 1回
- グランドチャンピオン決定戦(川口) '94 1回
- GII戦歴
- GII優勝回数:14回(島田信廣とともに史上第3位タイ)
- オーバルチャンピオンカップ(飯塚) '10 1回
- オート名匠戦(川口) '07 1回
- 日刊スポーツ・キューポラ杯争奪戦(川口) '00 1回
- はやて賞争奪戦(伊勢崎) '94, '96, '97 3回
- 日刊スポーツ・さざんか杯(船橋) '87, '95 2回
- ウインターカップ(船橋) '94, '95 2回
- スポニチ杯争奪選抜地区対抗戦(山陽) '94 1回
- 春のスピード王決定戦(浜松) '93 1回
- サンケイスポーツ・まがたま杯争奪戦(川口) '92 1回
- 中日スポーツ杯争奪サマーチャンピオン決定戦(浜松) '88 1回
関連項目
脚注
外部リンク