第82回東京優駿(だいはちじゅうにかいとうきょうゆうしゅん)は2015年5月31日に東京競馬場で施行された競馬の競走である。ミルコ・デムーロ騎乗のドゥラメンテが優勝した。
出走馬の状況
レース前の予想では、皐月賞で直線で上がり3ハロン1位となる33.9秒の末脚を披露し勝利したドゥラメンテが単勝オッズ1.9倍の1番人気。皐月賞で2着など、デビューした新馬戦以来、2着以内を続ける安定感と、ドゥラメンテを下して共同通信杯を制している実績を残すリアルスティールが3.8倍の2番人気。弥生賞を勝ち、皐月賞で1番人気に推されながら6着に敗退した6.3倍の3番人気サトノクラウンまでが単勝オッズ1桁台の人気であった。
その他、同じ舞台の青葉賞を制したレーヴミストラル、京都新聞杯を制したサトノラーゼン、皐月賞3着でスプリングステークスの勝ち馬キタサンブラックが上位人気に名を連ねた。
トライアル競走の結果
第75回皐月賞 GI[1]
第22回青葉賞 GII[3]
- 東京・芝2400mで施行。
- 2着以内に優先出走権が与えられ、いずれも出走。
プリンシパルステークス OP[4]
- 東京・芝2000mで施行。
- 1着馬に優先出走権が与えられたが、出走を回避した。
その他の主な前哨戦の結果
第63回京都新聞杯 GII[5]
出走馬と枠順
2015年5月31日 第2回東京競馬第12日目 第10競走[6]
天気:晴、馬場状態:良、発走時刻:15時40分
レース結果
レース内容
スタートは大方揃ったが、ポルトドートウィユが出遅れた。ミュゼエイリアンがハナを奪い、その後ろは外からキタサンブラック、コメート、スピリッツミノルが先行集団を形成して、2コーナーに向かった。人気どころでは、ドゥラメンテが中団8番手、後方から5番手にリアルスティールとサトノクラウンが位置した。先頭のミュゼエイリアンの1000m通過は58秒8のペースで進み、ミュゼエイリアンが先頭のまま、隊列が縦長で最後の直線に進入した。
キタサンブラックが逃げるミュゼエイリアンを捉え先頭に並びかけたが、3馬身後方から、ドゥラメンテがサトノラーゼンを連れて追い込み、さらに外からリアルスティールとサトノクラウンが追い込んだ。
残り200mで、追い込んだドゥラメンテがサトノラーゼンとの併せ馬を制し、先頭に立ち、スピードを持続したまま、ゴールした。
2着は、ドゥラメンテとの併せ馬に屈したサトノラーゼン、また3着は後方から追い込んだサトノクラウンが入った。
着順
|
枠番
|
馬番
|
競走馬名
|
タイム
|
上がり3ハロン
|
着差
|
1
|
7
|
14
|
ドゥラメンテ
|
2:23.2
|
33.9
|
|
2
|
1
|
1
|
サトノラーゼン
|
2.23.5
|
34.2
|
1馬身3/4
|
3
|
6
|
11
|
サトノクラウン
|
2:23.5
|
33.8
|
ハナ
|
4
|
7
|
13
|
リアルスティール
|
2.23.8
|
34.3
|
2馬身
|
5
|
2
|
3
|
コメート
|
2.23.9
|
35.0
|
3/4
|
6
|
7
|
15
|
ミュゼスルタン
|
2:24.0
|
34.0
|
クビ
|
7
|
1
|
2
|
タンタアレグリア
|
2:24.0
|
34.1
|
クビ
|
8
|
2
|
4
|
グァンチャーレ
|
2:24.1
|
34.7
|
1/2
|
9
|
4
|
7
|
レーヴミストラル
|
2:24.5
|
35.1
|
2馬身1/2
|
10
|
5
|
10
|
ミュゼエイリアン
|
2:24.6
|
36.0
|
3/4
|
11
|
3
|
5
|
ダノンメジャー
|
2:24.8
|
35.1
|
3/4
|
12
|
3
|
6
|
ポルトドートウィユ
|
2:25.3
|
35.1
|
3馬身
|
13
|
8
|
18
|
タガノエスプレッソ
|
2:25.5
|
36.6
|
1馬身
|
14
|
8
|
17
|
キタサンブラック
|
2:25.5
|
36.8
|
クビ
|
15
|
4
|
8
|
ベルラップ
|
2:26.2
|
37.0
|
4馬身
|
16
|
5
|
9
|
コスモナインボール
|
2:26.8
|
37.7
|
3馬身1/2
|
17
|
6
|
12
|
アダムスブリッジ
|
2:26.8
|
37.0
|
アタマ
|
18
|
8
|
16
|
スピリッツミノル
|
2:26.9
|
38.0
|
1/2
|
制裁
- リアルスティール騎乗の福永祐一は、最後の直線コースで内側に斜行したことについて過怠金5万円が科せられた。(被害馬:タンタアレグリア)
ハロンタイム
|
12.7 - 10.9 - 11.8 - 11.7 - 11.7 - 12.5 - 12.5 - 12.4 - 12.4 - 11.9 - 11.0 - 11.7
|
1000m通過タイム
|
58秒8(ミュゼエイリアン)
|
上がり4ハロン
|
47秒0
|
上がり3ハロン
|
34秒6
|
優勝馬上がり3ハロン
|
33秒9(ドゥラメンテ)
|
上がり3ハロン最速
|
33秒8(サトノクラウン)
|
|
馬番/枠番
|
人気
|
金額(円)
|
単勝
|
14
|
1
|
190
|
複勝
|
14
|
1
|
130
|
1
|
4
|
310
|
11
|
3
|
210
|
枠連
|
1- 7
|
3
|
580
|
馬連
|
1 - 14
|
5
|
1,980
|
馬単
|
14 → 1
|
5
|
2,220
|
ワイド
|
1 - 14
|
5
|
730
|
11 - 14
|
2
|
400
|
1 - 11
|
14
|
1,420
|
3連複
|
1 - 11 - 14
|
9
|
3,950
|
3連単
|
14 → 1 → 11
|
36
|
15,760
|
エピソード
競走にまつわるエピソード
その他
- 売り上げは240億2684万400円で対前年比102.0%とアップ。[9]
出走馬のその後
主な勝ち鞍は、重賞競走、オープン競走、特別競走の勝利のみを、主な成績は重賞、オープン競走の2着、3着を表示する。
テレビ・ラジオ中継
本レースのテレビ・ラジオ放送の実況担当者
脚注
注釈
出典
関連項目
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1930年代 | |
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1940年代 | |
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1950年代 | |
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1960年代 | |
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1970年代 | |
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1980年代 | |
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1990年代 | |
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2000年代 | |
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2010年代 | |
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2020年代 | |
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