豊富村(とよとみむら)は、かつて愛知県額田郡にあった村である。
額田町の南西部に該当し現在の岡崎市の北部に該当する。村名は旧・豊岡村と高富村の一文字ずつ取った、合成地名である。
沿革
- 江戸時代末期、この地域は岡崎藩領、野村藩領、磐城平藩領、西大平藩領、天領、旗本領、寺社領であった。
- 1875年(明治8年) -
- 細野村と光久村が合併し、細光村となる。
- 柿平村と井ノ口村が合併し、柿平村となる。
- 1878年(明治11年) - 平針村、寺平村、鬼沢村、寺野村、柿平村が合併し、夏山村となる。
- 1889年(明治22年)10月1日 -
- 下衣文村、樫山村、桜井寺村、鹿勝川村、牧平村が合併し、豊岡村となる。
- 細光村、滝尻村、鳥川村、淡淵村、片寄村が合併し、高富村となる。
- 夏山村、千万町村、木下村が合併し、巴山村となる。
- 1890年(明治23年)12月17日 - 巴山村が改称し、栄枝村となる[2]。
- 1906年(明治39年)5月1日 - 豊岡村、高富村、栄枝村の一部[3]が合併し、豊富村となる。
- 1956年(昭和31年)9月30日 - 豊富村、宮崎村、形埜村、下山村の一部[4]が合併し、額田町となる。当初、額田町の役場の設置場所については、旧・形埜村役場の再利用、旧・豊富村役場の再利用、新しく設置かでもめたという。最終的には旧・豊富村役場の使用となったという。
歴代村長
代 |
氏名 |
就任 |
退任 |
出身地
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1 |
山口金次郎 |
明治39年5月 日 |
明治39年11月 日 |
滝尻
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2 |
宇野定治郎 |
明治39年12月 日 |
明治41年12月 日 |
夏山
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3 |
清水久治郎 |
明治42年1月 日 |
明治45年1月 日 |
鹿勝川
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4 |
平岡治郎作 |
明治45年2月 日 |
大正4年 月 日 |
鹿勝川
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5 |
加藤喜平 |
大正4年 月 日 |
大正15年7月 日 |
片寄
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6 |
宇野熊治郎 |
大正15年8月 日 |
昭和5年7月 日 |
夏山
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7 |
原田宇平 |
昭和5年8月 日 |
昭和9年8月 日 |
牧平
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8 |
小林政之助 |
昭和9年8月 日 |
昭和17年5月 日 |
鳥川
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9 |
片岡寿一 |
昭和17年6月 日 |
昭和21年5月 日 |
夏山
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10 |
渡辺愛治 |
昭和21年6月 日 |
昭和22年3月 日 |
樫山
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11 |
宇野俊治 |
昭和22年4月 日 |
昭和30年4月 日 |
夏山
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12 |
片岡悦太郎 |
昭和30年5月 日 |
昭和31年9月 日 |
滝尻
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学校
寺社
神社
寺院
- 桜井寺(桜井寺)
- 弘分寺(下文衣)
- 浄泉寺(樫山)
- 定林寺(樫山)
- 意徳院(樫山)
- 福聚寺(牧平)
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- 天恩寺(片寄)
- 慈雲院(鹿勝川)
- 明宗寺(細光)
- 渭泉寺(細光)
- 玉泉寺(滝尻)
- 慈徳院(鳥川)
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- 牧泉寺(夏山)
- 華蔵院(夏山)
- 遊泉寺(夏山)
- 松立寺(夏山)
- 松樹寺(夏山)
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出身者
脚注
- ^ 愛知県総務部統計課 1951年10月刊行
- ^ 住民の嘆願による変更。隣接して巴村(後の作手村の一部。現・新城市)があり、紛らわしいことが理由という。
- ^ 旧・夏山村。栄枝村の残部は宮崎村に編入。
- ^ 下山村のうち、田代、田折、蕪木、蘭村東加茂郡下山村へ編入。
関連項目