酒井一圭
酒井 一圭(さかい かずよし、1975年6月20日 - )は、日本の俳優、元子役、元プロレスラー、歌手、プロデューサー、作詞家。 歌謡グループ「純烈」のプロデューサー、リーダー[2]。G-STAR.PRO所属。大阪府吹田市出身。 経歴子役時代から再デビューまで両親に懇願して、1983年に東京宝映テレビ(現・宝映テレビプロダクション)に入団。1985年、『逆転あばれはっちゃく』にて子役としてデビュー。9歳当時にオーディションを受けて5代目桜間長太郎役に抜擢された。長太郎の設定年齢は酒井よりも3歳年上の12歳だったが、本人は「体が大きかったため、特に違和感がなかった」と回想している[3]。しかし同作のオーディションでは先立って行われた東京宝映内の主役オーディションで落選し、友人役など別役の審査を受けるが、ちょうどその前日に妹と喧嘩したことで顔に傷を作った状態であり、更に他の子役の参加者と使い捨て懐炉の投げ合いになって、懐炉が破れ鉄粉など中の黒い粉末が飛び散って顔が真っ黒になり、そのままの状態で臨んだ結果、それまでの有力候補を跳ね除けて受かり、逆転したためにタイトルが『逆転あばれはっちゃく』になったと後に当時の監督から聞かされたと語っている(同作のオーディションに遅刻して酒井1人でオーディションを受けたという話もある)[4][5]。 1988年頃に当時在籍していた東京宝映を学業専念のため辞める意志を固める。この年、『3年B組金八先生』(第3シリーズ、TBS)に3年B組の生徒役でオファーを受けていたが断っている[6]。そして辞める際に引き留めてくれたのが、当時同じ東京宝映に在籍し、本人曰く「兄のような感覚がしていた」、高橋良明だったという[6]。その後高校生になり、3年生の文化祭の時に友人からTHE BLUE HEARTSのコピーバンドにボーカルで誘われ、歌うだけならと引き受けて出演した時に、みんなが一斉に盛り上がるのをステージから見て「やっぱり俺は人を喜ばせるのが好きや、表現の世界へ戻ろう」と決めて芸能活動再開を目指し、芸能界へ復帰する[6]。 1994年、『横浜ばっくれ隊』シリーズに出演し、俳優として活動再開。1998年、第71回アカデミー賞作品賞『シン・レッド・ライン』に出演。2001年、「スーパー戦隊シリーズ」『百獣戦隊ガオレンジャー』に牛込草太郎 / ガオブラック役でレギュラー出演。2005年、映画『クラッシャーカズヨシ』で主演を務めた。 プロレスラーとしては2005年10月2日、DDTプロレスリング内の別ブランド「マッスル」に参戦を発表。直後のマッスルハウス後楽園ホール大会でプロレスデビューを果たした。ここではプロデューサー・鶴見亜門(演じているのは俳優の今林久弥)の意向で、「酒井一圭改め、酒井一圭HG」としてレイザーラモンHGのような衣装とハードゲイキャラで出場することになった。その後も継続参戦し、2010年10月6日、マッスルハウス10後楽園ホール大会をもって引退[7]。入場曲は郷ひろみの「GOLDFINGER '99」。2019年2月16日、両国国技館で行われた「マッスルマニア 2019 in 両国〜俺たちのセカンドキャリア〜」に久々の参戦を果たした。 純烈として→詳細は「純烈」を参照
2007年にメンバー1人1人に「紅白に出て親孝行しよう!」と口説き、歌謡グループ純烈を結成。約3年に及ぶ地道な下積みを経て、2010年に「涙の銀座線」でユニバーサルレコードよりメジャーデビュー。同グループではプロデューサー、リーダー、作詞担当としてグループを牽引。2018年、日本作曲家協会奨励賞、ゴールドディスク認定、日本レコード大賞選奨、第69回NHK紅白歌合戦に初出場を果たし、結成以来の夢を掴み取った。70回、71回、72回、73回、74回と6年連続で出場を果たしている。老若男女に対し明るく親しみのあるキャラクターで、2024年にはNHK「鶴瓶の家族に乾杯」にゲスト出演した。 人物千葉県立柏西高等学校卒業。大阪には3歳の時まで居たが、その後東京都の多摩ニュータウンに転居、自身の中学進学と共に千葉ニュータウンに転居[6]。 少年時代の夢はアントニオ猪木(プロレスラー)になること、『あばれはっちゃく』になること、『太陽戦隊サンバルカン』のバルイーグルになることだった[5]。 『逆転あばれはっちゃく』で実際の物語で長太郎は旧来シリーズ同様5年生。厳密には放送開始時期の3月に合わせて最初だけ4年生で、4月放送分から5年生に進級している(同時に酒井自身は4年生に進級)ため演じた役の長太郎との年齢差は1歳しかないので3歳差は本人の勘違いと思われる。とはいえ歴代シリーズの長太郎役で実年齢が役の長太郎より年下なのは酒井のみだった(初代の吉田友紀は2歳上、3代目の荒木直也は1歳上、2代目の栗又厚、4代目の坂詰貴之は同じ年)。また作中で同級生として共演した者はヒロインの花村あかねを演じた浅見奈生(1974年5月5日生まれ)をはじめとして、ほぼ全員実年齢では酒井より1~2歳上でありながら体つきでは酒井演じる長太郎が一番大きかった。 『ガオレンジャー』以前に『星獣戦隊ギンガマン』や『救急戦隊ゴーゴーファイブ』のオーディションも受けていたが、いずれも最終選考で落選し、3度目の参加となった『ガオレンジャー』のオーディションでようやく合格となった。「マッスル」参戦によりプロレスラーとしてもデビューを果たし、少年時代の夢をすべて達成することとなった。 2007年、『クラッシャーカズヨシ 〜怒る〜』の撮影中、右足首を複雑骨折。緊急手術をした。 「マッスル」を立ち上げたマッスル坂井は、スーパー・ササダンゴ・マシン名義で2019年から純烈のコンサート公演においても脚本を担当したり、自ら出演している。また、プロデューサー・鶴見亜門を演じた今林久弥は後に純烈のコンサート公演にも出演している。 プロデューサーとして『ガオレンジャー』放送中から行なっていた単独トークライブ「酒井祭」の担当プロデューサーが「私たちと一緒にやりませんか?」と開演前の楽屋で酒井に提案したことが発端で、2006年に新宿ロフトプラスワン・プロデューサーに就任。数々のイベントを企画・構成し、レギュラー化させた。2011年ライブハウスロフトグループ席亭の平野悠から「酒井一圭はロフトの恩人」[8]と称される。2020年、第33回東京国際映画祭 ジャパニーズ・アニメーション部門 特撮特集『スーパー戦隊』イベントプロデューサーに就任[9]。2021年、和歌山市のテーマパーク「和歌山マリーナシティ」でスタートする「機界戦隊ゼンカイジャーVS百獣戦隊ガオレンジャー スペシャルバトルステージ」の総合プロデューサーに就任した。 競馬幼少時代から親戚らの影響で競馬に慣れ親しんでおり、牧場で馬に触れながら本格的にのめり込むようになる。中学時代より馬券検討のスタイル(酒井の法則)を独自に考案。「東京競馬場があるから」という理由で20歳から府中市に住むようになる。『ガオレンジャー』放送終了後から競馬専門チャンネル・グリーンチャンネルに出演。競馬予想家としてnetkeiba「馬券総合倶楽部」にて毎週連載を寄稿、歴代最高配当記録(200万馬券)を保持。様々な媒体でコラムやエッセイも寄稿している。熱心な地方競馬ファンでもある。2022年に地方競馬の馬主資格を取得した。 出演テレビドラマ
ウェブテレビ
映画・オリジナルビデオ
舞台
声優
プロレス
作品
作詞
その他の活動
執筆・連載
講演会
脚注
外部リンク
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