1994年度新人選手選択会議(1994ねんどしんじんせんしゅせんたくかいぎ)は1994年11月18日に高輪プリンスホテルで行われた[1]第30回のプロ野球ドラフト会議である。
概要
63選手の交渉権が確定した。紀田彰一(横浜高校)が中日と横浜から、嘉㔟敏弘(北陽高校)を近鉄とオリックスが競合指名し、それぞれ横浜とオリックスが交渉権を獲得した。また駒澤大学に合格し進学が決まっていた城島健司をダイエーが強行指名し、アマチュア側が態度を硬化させる一因となった(詳細は城島健司#プロ入り前を参照)。ヤクルトは後に2000本安打を達成する宮本慎也と稲葉篤紀をこの年に獲得している。なお超高校級の逸材といわれ、ドラフトでは8球団以上の競合は確実とまで言われた小野仁(秋田経法大付属高校・当時)はアトランタオリンピックのためのアマチュア凍結選手となり指名はできなかった(この特例として2年後の1996年のドラフトの指名対象となり巨人に入団)。
前年のドラフトでは契約金が高騰した状況を踏まえて、本年からは契約金の上限金額を1億円プラス出来高払い5000万円という申し合いが定められた。
選択希望選手一覧
チーム
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日本ハム
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横浜
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ロッテ
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阪神
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ダイエー
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ヤクルト
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近鉄
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広島
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オリックス
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中日
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西武
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巨人
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1位①
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金村秀雄
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紀田彰一
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大村三郎
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山村宏樹
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城島健司
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北川哲也
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嘉勢敏弘
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山内泰幸
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嘉勢敏弘
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紀田彰一
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富岡久貴
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河原純一
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1位②
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田中宏和
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金森隆浩
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2位
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厚沢和幸
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米正秀
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黒木知宏
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北川博敏
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斉藤貢
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宮本慎也
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中川隆治
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嶋重宣
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丸尾英司
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山田洋
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小関竜也
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織田淳哉
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3位→
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桜井幸博
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福盛和男
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橋本将
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田中秀太
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本間満
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稲葉篤紀
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南真一郎
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朝山東洋
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五島裕二
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山田広二
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西口文也
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福井敬治
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4位←
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島田一輝
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多村仁
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信原拓人
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川尻哲郎
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藤井将雄
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吉元伸二
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川口憲史
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高橋建
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豊田次郎
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原田政彦
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高木浩之
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斉藤宜之
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5位→
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城石憲之
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相川亮二
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後藤利幸
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矢野正之
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横山竜士
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三輪敬司
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寺本比呂文
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高村良嘉
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6位←
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加藤謙如
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岸川登俊
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田村恵
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大西崇之
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山田和幸
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7位→
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池野昌之
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井上紘一
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- は逆指名、 は指名重複、矢印の向きはウェーバー制の指名順を示す。
指名リスト
網掛けの選手は逆指名による入団
セントラル・リーグ
読売ジャイアンツ
中日ドラゴンズ
広島東洋カープ
ヤクルトスワローズ
阪神タイガース
横浜ベイスターズ
パシフィック・リーグ
西武ライオンズ
オリックス・ブルーウェーブ
近鉄バファローズ
福岡ダイエーホークス
千葉ロッテマリーンズ
日本ハムファイターズ
脚注
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1960年代 | |
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1970年代 | |
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1980年代 | |
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1990年代 | |
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2000年代 | |
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2010年代 | |
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2020年代 | |
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