2012年沖縄県議会議員選挙2012年沖縄県議会議員選挙は、沖縄県の議決機関である沖縄県議会を構成する県議会議員を選出するために行われる選挙で、2012年6月10日に投開票が行われた。沖縄県は戦後、在日米軍の統治下にあり、第1回の県議選は“沖縄の復帰に伴う特別措置に関する法律”に基づいて1972年6月5日に実施された。そのため、以降の県議選は統一地方選挙より1年ずれる形で実施されている。 概要県議会議員の任期満了に伴って実施された選挙である。前回選挙で過半数を割り込んだ仲井眞弘多沖縄県知事の与党が安定多数を奪回できるか、過半数を採った野党及び中立系が過半数を維持できるかが焦点とされた。消費税増税問題やアメリカ軍普天間基地返還・移設問題、経済振興の在り方が争点とされた[1]。14選挙区に63名が立候補を届け出、うち3選挙区(南城市、糸満市、宮古島市)では立候補者が定員と同数に留まり、5名(自民2、共産1、結の会1、無所属1)が無投票当選となった[2] [3]。新党改革が沖縄県議会議員選挙で初めて19名の候補者を推薦した他、国民新党は今回が初挑戦であった。本県議選では沖縄県議選史上初めて候補者の経歴や政策を掲載した選挙公報が導入され、約53万7千部が作成された[4]。 基礎データ
選挙結果無投票当選となった3選挙区を除いた11選挙区で投票が行われた結果、野党・中立系が27議席を獲得、選挙前より1議席増やした。与党系は前回選挙より1議席減らして21議席に留まり、目標としていた過半数奪回は実現できなかった。投票率は52.49%で過去最低だった前回選挙を更に下回る結果となった。 投票率:52.49%・・・過去最低の投票率
県知事与党の自民党は浦添市で県連幹事長が落選して議席を1減らし、公明党は現職3名が当選した。野党の社民党は現職5名に加えて豊見城市で新人が当選して1増、共産党は現職5名が再選、社大党は現職2名に前委員長の前職候補が返り咲いた。中立系の民主党は島尻郡の1名のみ当選、そうぞうは那覇市の現職が再選、国民新党は元職候補が返り咲いた。 当選した議員自民党 社民党 共産党 沖縄社大党 公明党 民主党 国民新党 そうぞう 無所属
脚注
外部リンク
|