2015年レッドブル・エアレース・ワールドシリーズ ブダペスト2015年レッドブル・エアレース・ワールドシリーズ ブダペストでは、通算10回目となるレッドブル・エアレース・ワールドシリーズの内、2015年7月4日・5日にハンガリーのブダペストで行われた2015年シーズン第4戦について述べる。 概要レッドブル・エアレースが、ハンガリーのエアレーサー、ピーター・ベゼネイの提案で2003年に開始してから、2010年に休止されるまで毎年レースが開催されてきたブダペストでの5年ぶりの開催となる[1][注 1]。ベゼネイはレースが再開した昨シーズンから今シーズン第3戦まで自国のメーカーCorvusのCorvus Racer 540を使用してきたが、勝利へのこだわりから本戦よりジブコ エッジ540 V3を導入する[2][3]。 レースコースはドナウ川上に設けられ、スタートゲートの手前にあるセーチェーニ鎖橋の下をくぐってスタートし、世界で3番目の高さの国会議事堂の前を通過するコースを2周するもので、川幅が狭いためシケイン(スラローム)はない[4]。 前大会ロヴィニ勝者のハンネス・アルヒは、2度のトレーニング・フライトではコース脱線、パイロン・ヒット、水平違反とミスが続出しDNFと最下位という結果が出たが[5]、3度目のフライトでは復調し2位[6]、予選で3位と調子を上げていった[7]。4戦連続で表彰台を目指したオーストラリアのマット・ホールは、3度のトレーニング・フライトの全てで1位と好発進を見せ[5][6]、予選で唯一58秒台をたたき出し安定感のある強さを見せたが[7]、ラウンド・オブ・8で敗退した。室屋義秀は、ロヴィニに続き予選2位となったが、離陸前にコンピュータ・システムがダウンした影響でラウンド・オブ・14で敗退した[8]。ハンネス・アルヒが予選からの調子そのままに順調に勝ち進み、2連勝した[9]。 チャレンジャークラスは、ロヴィニで初優勝したスウェーデンのダニエル・リファが予選から好調のまま[10]、優勝し2連勝を果たした[11]。 マスタークラス予選
ラウンド・オブ・14
ラウンド・オブ・8
チャレンジャークラス
第4戦終了後のランキング
脚注・出典
外部リンク
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