AirDropAirDrop(エアドロップ)は、ほかのApple製デバイスと写真や書類などのコンテンツを共有(送受信)できるサービス[1]。
概要AirDropを使用するとユーザーはWi-Fi、及びBluetoothを介してOS X 10.7以降のコンピュータ、もしくはiOS 7以降のデバイスで他のサポートされているデバイス上実行しているユーザーとファイルを共有することができる。 OS X 10.8ではFinderメニューのAirDropを選択するか、⇧ Shift+⌘ Cmd+Rを押すことによって実行できる。iOSにおいては共有メニューから実行できる。 macOSとiOSデバイス間の場合、それぞれOS X YosemiteとiOS 8以降で、2012年以降に発売されたモデルであればAirDropの互換性があり、ファイルを共有することができる。 対応モデルAirDropは下記の機種で利用できる iOS 7以降を搭載する
macOS - iOSデバイス間のAirDropmacOSとiOSデバイス間のAirDropは下記の機種で利用できる iOS 8以降を搭載する OS X Yosemite以降を搭載する
問題点AirDrop痴漢AirDropを利用してわいせつな画像を見ず知らずの人に送信する「AirDrop痴漢」と呼ばれる事件が発生している[2]。英語では「Cyberflashing(サイバー•フラッシュ)」と呼ばれている[3]。 2019年7月5日には福岡市地下鉄列車内で見ず知らずの人のスマホに、AirDropを用いてわいせつ画像を送信したとして、福岡県警察が男性を福岡県迷惑防止条例違反容疑で書類送検した[4]。 設定を「受信しない」もしくは「連絡先のみ」(登録した人とのみ通信可能な状態)にすることで、見ず知らずの人から画像を受信されなくなる[5]。 iOS 16.2(中国でのみiOS 16.1.1)以降、「すべての人」オプションがデフォルトで無効になり、有効時間が10分に制限された[6]。 本名流出AirDropの受信先として表示されるiPhoneの名前はデフォルトでは「○○(Apple IDに登録された名前)のiPhone」となるため、周囲の人に自身の本名がわかってしまうことがある。上記のAirDrop痴漢の対策同様設定を変更するか、端末の名前を変更することで対処可能[7]。 脚注出典
関連項目
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