FCプロ・ヴェルチェッリ
FCプロ・ヴェルチェッリ1892(Football Club Pro Vercelli 1892 S.r.l)は、イタリア・ピエモンテ州ヴェルチェッリを本拠地とするサッカークラブである。2010年までの名称は、USプロ・ヴェルチェッリ(Unione Sportiva Pro Vercelli)。セリエAの通算最多得点記録を持つシルヴィオ・ピオラがそのキャリアの最初に在籍したのがプロ・ヴェルチェッリであり、ホームスタジアムには彼の名を冠してスタディオ・シルヴィオ・ピオラとしている。2021-2022シーズンはセリエC所属。 歴史USプロ・ヴェルチェッリクラブは1892年に体操クラブSGプロ・ヴェルチェッリ(Società Ginnastica Pro Vercelli)として創設され、1903年にサッカー部門が作られた。1908年にイタリア選手権1部に初昇格、このころにUSプロ・ヴェルチェッリ(Unione Sportiva Pro Vercelli)と名前も変え、同年から1909年にかけて2年連続で優勝した。1909-10シーズンはプレーオフでインテルに敗れて2位で終えたが、続く1910-11シーズンから1912-13シーズンまでは3連覇した。 第一次世界大戦による休止期間(1915年 - 1919年)を経て、1920-21シーズンから1921-22シーズンまで再び選手権を連覇した(プロ・ヴェルチェッリを含む主要クラブがイタリアサッカー連盟(FIGC)から離脱して新団体を立ち上げたため、現在1921-22シーズンには公式な優勝クラブが2つある)。 しかし、1929年にセリエAが創設されるころには往時の勢いはなく、セリエAは1934-35シーズン、セリエBは1947-48シーズンを最後に下位ディビジョンに降格。1978-79シーズンに新設されたセリエC2に再編されて以降は、セリエC2とDの間を行き来する状況が続いた。 FCプロ・ヴェルチェッリ2009-10シーズンは複数クラブの合併によって、2006年に創設されたヴェルチェッリ第2のクラブASプロ・ベルヴェデレ・ヴェルチェッリ(A.S. Pro Belvedere Vercelli)がレガ・プロ・セコンダ・ディヴィジオーネ(旧セリエC2)に昇格し、ヴェルチェッリ・ダービーが実現。ところがシーズン終了後、プロ・ヴェルチェッリが財政難で翌シーズンのリーグ登録から除外される事態に陥った。そこで、両チームが合併し、新たにFCプロ・ヴェルチェッリ1892が誕生。かつて7度のリーグ優勝を誇る古豪プロ・ヴェルチェッリの歴史を残したまま、ベルヴェデレのリーグ参戦権でレガ・プロに残留するという解決策を図った[1]。 生まれ変わった新チームは、わずか1年でレガ・プロ・プリマ・ディヴィジオーネに昇格。さらに、昇格した2011-12シーズンはジローネAの5位でリーグ戦を終えると、4クラブで争われたプレーオフに勝ち抜き、2012-13シーズンより65シーズンぶりにセリエBで戦うことになった。 タイトル国内タイトル
国際タイトルなし 過去の成績
歴代監督
歴代所属選手→詳細は「Category:プロ・ヴェルチェッリの選手」を参照
脚注
外部リンク |