Ichika Nito
Ichika Nito(いちか にとう)は日本のギタリスト。バンド・Diosのメンバーで、ギターを担当[1]。所属事務所はアミューズ[1]。妻はシンガーソングライターのみゆはん[2]。 略歴2016年にInstagramにギターの演奏動画の投稿を開始。タッピングなどを駆使した独創的な奏法によるテクニカルな演奏、想像力を掻き立てる個性的なメロディで、その動画の多くが3万再生を超えるなど国内外で話題を集める。 2017年1月にTaWaRaのViViXレーベルより1st EP『forn』をリリースしデビュー[3][4][5]。5月にIbanezとのエンドース契約を締結。6月にギタリスト・genとのユニット・Among the SleepとしてEP『Casket』をリリース。7月にDADARAYの大阪BIGCAT公演でオープニング・アクトを務め初ライブ。9月にはシンガポールで行われたCHARA EXPO 2017でのMYTH & ROIDのステージにサポート・ギタリストとして参加[6][7]。 2018年3月、川谷絵音に声を掛けられインストゥルメンタルバンド・ichikoroを結成、配信シングル『ichiroove』をリリース[8]。 2020年7月に発表されたイギリスのギター雑誌『Total Guitar』の、読者が選ぶ「現在最高のギタリスト100選」で8位に選出される[9]。 2021年3月にはたなか、ササノマリイと共にバンド・Diosを結成し、同月1stシングル『逃避行』をリリース[10]。 2022年6月にDiosのデビュー・アルバム『CASTLE』をリリース。また同月にリリースされたマシン・ガン・ケリーのアルバム『Mainstream Sellout(Life in Pink deluxe edition)』内の曲「more than life ft. glaive」にトラヴィス・バーカーらと共にプロデュース、作曲、編曲で参加[11]。 人物最初に触れた楽器はギターではなくピアノであった。ピアノ教師だった祖母から、3歳でジャズピアノを習う[12]。父親がCDを聴いていたのがきっかけでビル・エヴァンスの影響を受ける。その後様々な音楽を聴くにつれて「1つの楽器で聴いている人の心を動かしたい」という気持ちが強くなり、ソリストを目指すことにした[13]。 しかしピアノは弾き方・曲の作り方などのシステムが完成されている上に、演奏家の数も圧倒的に多いことから、ピアノの道に進むことは断念。一方でギターとベースは開拓の余地が残されており、自分も入っていけるのではないかという思いと、誰が聴いても魅了される音楽をギター1本、ベース1本で作ってみたいという思いからギタリストの道へ進む。 ヘヴィメタルに影響を受けており、アイアン・メイデンの2ndアルバム『Killers』は全曲弾けるほど熱中したと語っている。その他にもヴァン・ヘイレン、デイヴィッド・リー・ロスなどのバンドからも影響を受けている。 大学時代はウイルス研究をしており、2017年4月から大学院に進む予定だったが、同年1月にリリースした『forn』に予想以上の反響があり、進学を取りやめて音楽活動に専念することにした。 オリジナル曲を作り始めたのは高校生の時。作曲も演奏もほぼ独学で、タッピングや両手を使った演奏、リズムの作り方も全て自分で考えて研究し編み出したものである[13]。 曲作りのスタイルとしては、まず頭の中にあるイメージの中のパーツを一つずつギターで表現し、それらを録音しておいて曲として構築していく方法を取っている。レコーディングは基本的に一発録りのため、レコーディングに至るまですごく時間がかかることもある[14]。 2024年3月23日、シンガーソングライターのみゆはんと入籍したことを発表した[2]。 作品EP
Among The Sleep
使用機材
関連項目脚注
外部リンク
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