JAPAN XV
JAPAN XV(ジャパン・フィフティーン)は、ラグビーユニオンの日本ラグビーフットボール協会が組織する第2ナショナルチーム。正代表(ラグビー日本代表)に対し「2軍」的な意味を持つ、いわゆる「日本A代表」である。「JAPAN XV」という名称は、2007年5月9日の対クラシック・オールブラックス戦(神戸総合運動公園ユニバー記念競技場で実施)が公式記録として最初である[1][2]。 2024年現在、(1) 正代表に近い編成のシニアチームと、(2) U20日本代表を中心に編成したユースチームの 2つがある。 シニアチーム「JAPAN XV」メンバー構成がほぼ日本代表メンバー(正代表)であるシニアチームで、ヘッドコーチも日本代表と同じでも、キャップ対象とはならない(テストマッチ扱いではない)試合においては、2007年以降「JAPAN XV」と名乗ることがある[3]。 逆に、キャップ非対象でも「日本代表」を名乗る場合もある[4][5][6]。 2014年11月に行われたマオリ・オールブラックスとの対戦では、正代表メンバーが出場したがテストマッチ扱いではないため、「日本代表(JAPAN XV)」という名称を使用した[7]。 2024年6月・7月の同チームとの対戦でも、キャップ対象外となり「JAPAN XV」となる[8]。
マオリ・オールブラックス戦JAPAN XV出場メンバー。2024年7月4日現在[21][27][28]。Cap非対象試合。 U20日本代表中心の「JAPAN XV」以下のように、U20日本代表を中心とした「JAPAN XV」も存在する。このようなユースによるJAPAN XVは、2024年「ワールドラグビーパシフィックチャレンジ2024」出場の際に、初めて編成された。 JAPAN XVサモア遠征メンバーワールドラグビーパシフィックチャレンジ2024(会場:サモア)遠征メンバー28名[29]。「年齢」は、後日の資料性を考慮し、大会初日時点に固定している。主将は太安善明(FL)[30]。
JAPAN XVサモア遠征スタッフ出典[29]
EMERGING BLOSSOMSEMERGING BLOSSOMS(エマージング・ブロッサムズ)は、2022年に、日本代表入りを目指すNDS(ナショナル・デベロップメント・スコッド)のメンバーを中心に編成された特別チーム。EMERGINGには、新出・新興の意味がある。日本代表候補チームと、それを目指すNDSチームとで分かれて合宿をしたり、練習試合をしたりした[51]。 2022年6月11日に秩父宮ラグビー場で行われた「EMERGING BLOSSOMS vs TONGA SAMURAI XV」で、同年1月に海底火山の噴火で被害を受けたトンガに対するチャリティーマッチを行った。TONGA SAMURAI XVは、トンガ出身 あるいは トンガにルーツを持つ、日本で活躍する選手で構成されたチーム[51]。 EMERGING BLOSSOMS用のジャージが作られ、2019年正代表版の赤をグレーに変え、切り返し部分などに黒いラインを入れたデザインだった[52][53]。ソックスは正代表と同じ白で、カンタベリーのロゴは赤。これは、2022・2023年でのJAPAN XVでの試合にも使われた。 ジャージ「JAPAN XV」としての初年2007年から2010年まで、JAPAN XV(シニアチーム)のジャージは、正代表で使われる「赤白ボーダー柄」ではなく、ほぼ赤一色のジャージだった(パンツは当時の正代表と同じ黒色)[1][9][10][12]。 2014年11月のマオリ・オールブラックスとの2戦、2017年10月の世界選抜(World XV)戦は、正代表のジャージが使われた[54][55]。 2022年・2023年は、正代表2019年版ジャージの赤部分をグレーに置き換えたジャージで[56][20]、パンツは正代表の白ではなく 黒に変更、切り返し部分などに黒いラインを入れたデザイン。ソックスは正代表と同じ[57][58]。 2024年4月のJAPAN XV(U20中心チーム)のジャージは、2023年正代表ジャージの赤をグレーに置き換え、みぞおち部分の「ドラえもんの鈴」のようなデザインは無くなった[59]。パンツは黒。ソックスは正代表と同じ[59]。 2024年6月のJAPAN XV(シニアチーム)のジャージは、赤部分がグレーに置き換えられただけで、「ドラえもんの鈴」のような みぞおちのデザインは残された。パンツとショーツは正代表と同じ白。 脚注注釈出典
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