MY PRECIOUS -Shizuka sings songs of Miyuki-
『MY PRECIOUS -Shizuka sings songs of Miyuki-』(マイ・プレシャス シズカ・シングス・ソングス・オブ・ミユキ)は、工藤静香の通算2枚目のカバー・アルバム。2008年8月20日発売。発売元はポニーキャニオン。 解説2002年10月30日に発表された初めてのカバー・アルバム『昭和の階段 Vol.1』に続く、第2弾作品。 第1弾は様々な歌手の曲を、世に出た順番を遡るように並べたオムニバス風カバー集であったので、単独アーティストのみの楽曲で製作されたカバー集としては初作品。 仮タイトルは『工藤静香 sings 中島みゆき』であった。2000年以降、様々な歌手がカバー・アルバムを発表しているが、「日本の単独アーティストが、日本の単独アーティスト楽曲だけをカバーしたアルバム」は稀有。ただし、全く同コンセプト・アルバムとして、工藤と同様に中島からの提供曲が多い研ナオコによる『NAOKO VS MIYUKI/研ナオコ、中島みゆきを歌う』がある。 本作製作のきっかけは、2007年11月、「中島みゆき コンサートツアー2007」[1]の東京国際フォーラム公演を観覧した工藤がその楽曲のスタンダード性を再認識し「歌いたい」と、強く思ったこと[2]。その後、関係者を通じ中島にオファー。中島が「好きなように歌って」とアドバイスとともに快諾[2]。 工藤はデビュー当時から中島ファンを公言。その際、話題に上っていた楽曲は「やまねこ」「あたいの夏休み」など[3]、本作にはそれらの楽曲が発表された1985年前後(のちに中島が自ら「御乱心の時代」と語った時期)の楽曲と、1990年代から2000年代にかけ、テレビドラマ主題歌に起用された楽曲を中心に収録[4]。 その他、中島から作詞・作曲ともに提供を受けたオリジナル全3曲(「激情」「雪・月・花」「Clāvis -鍵-」)がボーナス・トラックとして収録[5]。 本作には収録されていないが、過去にテレビ番組でカバーした楽曲では「時代」「悪女」「地上の星」などがある。 レコーディング時、約30曲に実際に声をあて、最終的に11曲まで絞り込んでいる。[要出典] 工藤は「あした」を収録したかったが、どんな風に歌ってもハマらず、スタッフの判断で断念した、とのこと[6]。 本作は工藤が1987年8月31日にソロデビューして以来、20年目を迎えた記念イヤーの最後を締めくくる作品。その他の「20周年記念アイテム」は「#関連作品」を参照。 本作で10年ぶりに、オリコン・アルバム・ヒットチャートにおいて20位以内にランクイン。 収録曲
(12〜14はボーナス・トラック) 参加ミュージシャン
脚注
関連作品
外部リンク |